米オークランドのVRゲームスタートアップ「Steel Wool Studios」はシリーズAの資金調達において、VRヘッドセットViveを販売するHTCから500万ドル(約5億円)の投資を受けることを発表しました。
ハイプロファイル企業のベテランで構成されたVRゲームスタジオ
Steel Wool Studiosは、ピクサーやTelltale Gamesのベテランたちで構成されたスタジオで、3Dグラフィックに強いメンバーが揃っています。
HTCによれば、今回の投資は9月9日にSteamでリリース予定の火星探査機シミュレーション『Mars: Odyssey』や、今後開始するプロジェクトの資金として使われる予定。
Steel Wool Studiosの1作目となるVRゲーム『Quar: Battle for Gate 18』が現在、HTC Vive向けにリリースされています。
火星探査機シミュレーション『Mars: Odyssey』
同社が現在開発中の『Mars: Odyssey』は、NASAの火星探査機を修理するインタラクティブシミュレーション。実際に使われているViking、Pathfinder、Spirit、Opportunityといった探査機が登場します。
火星の地形などもNASAのデータを元に再現されていて、シミュレーションが進むと星を探索することもできます。
https://www.youtube.com/watch?v=LrG8npr5Pvw
今回の投資から『Mars: Odyssey』や今後のVRゲームがHTC Viveのみの対応となるのかについては、同社はコメントを控えるとしています。
Steel Wool Studios公式サイト
http://www.steelwoolstudios.com/
(参考)
UploadVR / HTC Invests $5 Million In VR Startup Steel Wool Studios(英語)
http://uploadvr.com/htc-5-million-investment-steel-wool/
※MoguraVRは米Upload VRのパートナーメディアです