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統計・データ 2020.09.07

家探しは新型コロナでどうなる? “VR内見”のスペースリー、全国調査レポート公表

VR制作・編集ソフト「スペースリー」を運営する株式会社スペースリーは、新型コロナウイルスの影響で賃貸の家探しの仕方の変化に関するオンラインアンケート調査を実施、結果を公表しました。

本アンケートは賃貸の家探しを経験したことある全国の10代から50代の363人の男女が対象。10代20代の60%は現地内覧よりもオンラインでの情報収集を重視し、50%が不動産会社の店舗への来店を控える、と回答しました。

9人に1人がオンラインで家探しの相談を済ませたいと回答

「賃貸物件の家探しでオンラインの相談、店舗相談どちらが良いですか?」という質問に対し、11.6%がオンラインで相談を済ませたいと回答。地域別の割合では、東京は全国平均の1.6倍で18.9%、他方で大阪は全国平均の1/4で全体の3%と低い結果に。同じ都市圏でも違いが顕著に現れる形となりました。男女別では、男性16.8%、女性6.5%と2.5倍の大きな差に。東京在住男性においては30%と約3人に1人がオンラインで済ませたいと答えました。

また、賃貸物件の家探しにおける好ましい相談方法について、パノラマVRを経験したことある人でオンライン相談で済ませたいと答えた人は、パノラマVRを閲覧したことが無い人の1.5倍の7人に1人となりました。世代間では30代が一番高く14.6%、30代男性では21.7%の5人に1人以上が答える結果に。

賃貸物件探しの約半数が360度パノラマVRを閲覧したことあり

360度パノラマVRは賃貸経験者の45%と半数近くが経験しており、内見におけるVRは一般化しつつある傾向に。年齢別では10代20代は全体の1/3程度と世代間と比較し少なく、30代が半数を超えた結果に。これは若い世代の探す1Rや1KのパノラマVRの活用が30代の探すファミリー向けの家に比較して少ないことが要因として推定されています。

今後はオンラインでの物件選びが増加傾向に

賃貸家探しにおける新型コロナの影響は、賃貸経験者の3/4の73.8%が今後影響が出ると考えていると回答。新型コロナにより活動範囲が小さくならざるを得ない中、、55%の人が「周辺環境をより気にするようになる」と答え、今後は職場の近さよりも周辺環境の充実した最寄駅を選ぶ傾向が強くなるという見通しです。
また、46.6%の人が 「在宅勤務のしやすさを重視」と、在宅のネット環境や書斎を気にする人が増えると推測されています。物件探しに関しては、「現地内覧よりもネットでの情報収集を重視する」と答えた人は44.8%、「不動産会社の店舗への来店を控える」と答えた人は42.2%と、オンライン相談や内見無しでの物件選びが増加していくことが想定さています。

(参考)株式会社スペースリー プレスリリース


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