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統計・データ 2024.03.07

2023年のVR/ARヘッドセット出荷台数、第4四半期は前年比で倍以上に——IDC調査

3月5日、米国の調査会社IDCは、2023年第4四半期、および通年でのVR/ARヘッドセット出荷台数についての調査結果を発表しました。2023年第4四半期の出荷台数は前年同期比で130.4%増加した一方、通年では前年比で23.5%減少。「上半期の落ち込みは相殺しきれなかった」と分析しています。


(2023年第4四半期における、米国でのVR/ARヘッドセットのシェア分析。前年同期と比較して「PICO」シリーズのByteDanceや他社製品が大きく後退、Metaとソニーのシェアが増大している。IDCによる調査結果より引用)

Metaが引き続き牽引、通年では後退も回復傾向か

IDCの調査によれば、2023年第4四半期のVR/ARヘッドセット出荷台数は前年同期比で130.4%、倍以上の成長を見せています。MetaのVR/MRヘッドセット「Meta Quest 3」の発売、「Meta Quest 2」の値下げ等が影響したものと思われます。また、米国におけるVR/ARヘッドセットのシェアは引き続きMetaが牽引しており、今後も低価格戦略をベースに、「Vision Pro」等のプレミアムな製品に対する数の優位性を保つものと思われます。

一方、通年でのVR/ARヘッドセットの出荷台数は、2022年と比較して23.5%減少。IDCの調査担当者は、「(特に上半期は)ほとんどの企業が1年以上前に発売された製品に頼っていた」ことや、市場の回復が下半期に始まったことを理由として挙げています。

(参考)IDC


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