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投資 2021.07.17

「どうぶつの森」などから影響を受けたMMO開発のSingularity 6が3,000万ドル調達

アメリカのゲームスタジオSingularity 6社は、ファンタジーMMO(多人数同時接続型オンラインゲーム)「Palia」の開発資金としてシリーズBで3,000万ドル(約33億円)を調達しました。同ゲームはまだ謎に包まれている部分が多いですが、資金調達額の大きさから注目が集まります。

Paliaは、PC向けの多人数参加型のコミュニティ・シミュレーションゲームで、『どうぶつの森』シリーズのようにコミュニティに焦点をあてたゲームです。プレイヤーはオープンワールドの環境で町の間を移動しながら、農業や資源の収集を行い、共有された世界で構造物を作ることができるようです。
このタイトルについてはまだ不明な点が多く、現在公式サイトでプレ・アルファ版への申し込みを受け付けています。

同社は「私たちのチームには、Blizzard Entertainment、Epic Games、Riot Gamesなどの大手スタジオで経験を積んだトップレベルの人材が揃っています。パンデミックの影響で、私たちの多くは一度も顔を合わせたことがありませんが、ゲームをすることでお互いにつながり、絆を深めてきました。このことは、世界中の人々を結びつけるゲームの重要性を私たちに示し、このような体験を他の人々のために作りたいという決意を強めました」と述べています。

2019年にはCEOのAnthony Leung氏はTechCrunchのインタビューに対し、同社の最初のタイトルであるPaliaに影響を与えたのは、「『どうぶつの森』、『スターデューバレー』、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』」であると答えています。

今回のシリーズBの資金調達では、FunPlus Ventures社を中心にAndreessen Horowitz社、London Venture Partners社、Transcend社、Anthos Capital社、Mitch Lasky氏が参加しました。Singularity 6社は現在までに、約4,900万ドル(約53億円)の資金調達を受けています。

同社はマーケティング資料の中で、Paliaが「コミュニティ、友情、そして本当の意味での帰属意識を生み出すように設計されている」と述べています。Andreessen Horowitz社のパートナーであるJonathan Lai氏は声明の中で、Paliaを「暖かくてダイナミック」だと述べています。

Paliaトレーラー

(参考)TechCrunchSingularity 6


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