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活用事例 2024.03.13

独シーメンス、Apple「Vision Pro」向けの人体3Dモデルアプリをリリース。医療教育や手術支援に

3月6日、ドイツのSiemens Healthineersは、Appleの空間コンピュータ/MRヘッドセット「Vision Pro」向けに、アプリ「Cinematic Reality」をリリースしました。人体の3DモデルをVision Proで表示できるアプリで、医療教育や手術のプランニング支援、患者とのコミュニケーション促進を図ります。

MRI等のヘルスケア製品大手、「Vision Pro」の活用ねらう

Siemens Healthineersは、ドイツ・バイエルン州エアランゲンのヘルスケア企業です。製造業大手として知られるシーメンスの医療機器部門であり、MRI等の画像診断装置が世界的に利用されています。

同社がリリースした「Cinematic Reality」は、人体の3Dモデルを表示し、自由に拡縮・回転・配置できるアプリです。また断面の位置等を調整し、様々な骨格や臓器の部位も確認できます。操作はすべてハンドトラッキングと視線操作で行います。

「Cinematic Reality」は一般ユーザーでもダウンロード可能で、価格は無料です。一方、Siemens Healthineersのプレスリリースや搭載されている機能から鑑みるに、「Vision Proの医療・教育分野における利用を見越して開発されたデモコンテンツ」としての意味合いが強いアプリと言えそうです。

(参考)Siemens Healthineers


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