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テック 2019.04.10

PSVR関連?ソニーが視線追跡機能付きメガネ型デバイスを特許出願

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が、VRヘッドセットと組み合わせて使用する、視線追跡(アイトラッキング)機能が実装されたメガネ型デバイスを米国特許商標庁に特許出願していたことが判明しました。

この特許は、2019年4月2日に特許公開されました。出願書類には、本デバイスの対応するVRヘッドセット名は記載されていません。

PSVR2用のデバイスか

出願書類によると、今回出願が判明した眼鏡型デバイスは「利用者の視線情報(gaze information)を、HMD内に投影されるコンテンツのクオリティ向上のために使用する」ための物であるとのこと。VRメディアUploadVRは、本デバイスがフォービエイテッド・レンダリング(※)用のデバイスであると推測しています

(※フォービエイテッド・レンダリング:画面をレンダリングする際、人の中心視野ほど高解像度で、そして視野の外側に行くに従って低解像度で描画する手法)

視線追跡機能が既存の製品であるPSVR本体ではなく、メガネ型デバイスに実装された理由は判明していません。現行のPSVRをアップデートするためのデバイスである。あるいは、現PSVRと次世代型(PSVR2)で共通して使用するデバイスであるなど複数の理由が推測できますが、2019月4月現在、詳細は不明です。

2019年4月現在、SIEは、PSVRのモデルチェンジや次期モデル(PSVR2)の開発などについて、公式なコメントを行っていません。

PSVR関連の特許公開が続く

SIEからのVR関連の特許が公開されるは、今年(2019年)に入りこれで2件目となります。2019年3月、日本の特許庁は、SIEから出願されたワイヤレス接続方式のVRヘッドセットに関する特許を、出願公開制度に基づき公開しました。

特許は「ヘッドマウントディスプレイ、制御方法及びプログラム」という名称で出願されていました。特許の仕様書の画像からは、PSVRと思われるVRヘッドセットにワイヤレス技術が導入されていることが確認されています。

(参考)UploadVR


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