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投資 2023.04.26

触覚グローブ開発のSenseGlove、325万ユーロを調達。製造業や教育などでの活用見込む

4月19日、VR/AR向け触覚グローブを開発するオランダのSenseGloveは、325万ユーロ(約4億4,700万円)を調達しました。資金は「SenseGloveの成長とイノベーションを加速するために」充てられ、同社が2021年1月に発売した触覚グローブ「SenseGlove Nova」に重点的に投資される予定です。新製品の開発や、成長中の北米地域の顧客に対応するために、米国オフィスの開設にも使用されます。

本調達はテクノロジー企業に投資するベンチャーキャピタルのLumaux(オランダ)が主導しました。同社はこれまで、Forward.OneやValue Creation Capitalなど、国際的な投資家から資金を調達してきました。調達した資金総額は、約550万ユーロ(約807億円)に到達しています。

触覚グローブで、VRでの仮想体験をよりリアルに

SenseGloveが開発する触覚グローブは、バーチャルなオブジェクトの大きさや硬さ、与えられた衝撃などの感覚をフィードバックすることで、ユーザーがVR/AR内での感触や、バーチャルなオブジェクトの形状を感じ取れるようにします。グローブには磁気摩擦ブレーキを使用しており、親指から薬指にかけて各指に搭載、最大で20Nの力を発生させます。

SenseGloveは、製造業や医療、教育など幅広い産業で利用されており、使いやすさと拡張性が評価されているとのこと。SenseGloveの製品は、フォルクスワーゲン、P&G;、オランダ王立陸軍などを含む500以上の企業によって実装されています。

(参考)SenseGlove


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