実力派ゲームスタジオのインソムニアックゲームズ(Insomniac Games)は、MRデバイスMagic Leap One向けの同スタジオ初となるARアプリ「Seedling」の配信を開始しました。価格は10ドルです。Magic Leap Oneは現在開発者版のみ米国内限定で出荷されています。配信されているアプリは無料のものが多く、有料アプリの配信はこれが初となります。
インソムニアックゲームズは、これまでに多くのVRゲームをリリースしており、実力派VRゲームスタジオとして知られています。雪山でのVRホラーアドベンチャーゲーム「Edge of Nowehere」(2016)や、ハンドコントローラーを使った魔法対戦ゲーム「The Unspoken」(2017)を配信しています。また、ゲーム世界が広がっていく「オープンワールド」システムを取り入れたVRアドベンチャーゲーム「Stormland」も近日中にリリース予定となっています。
リビングルームに適応して育つ地球外植物
「Seedling」では、ユーザーが宇宙士官候補生となって、絶滅の危機にある銀河系エコシステムを、不思議なキットを使用して修復する任務を遂行します。具体的には、自宅のリビングルームで、地球外植物生命体を育てていきます。植物は、現実世界に配置されているテーブルやソファなどの物と調和して成長していくだけでなく、修復過程で植物に触れることにより、様々なインタラクティブな反応を示すとのこと。
インソムニアックゲームズのゲームプログラマーのJoel Bartley氏は、「Seedling」について、制作の舞台裏映像で次のように語っています。
Magic Leap Oneが部屋の中にあるテーブルや床、壁などすべてを継続的にスキャンし、植物はそれに沿って成長していくので、最終形態では、実際の現実世界を見ているかのように感じられます。
(参考)Road to VR
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