アメリカのMRデバイス開発企業Magic Leap(マジックリープ)は2018年12月15日、昨月11月から行っていたクリエイター支援プログラムの応募を締め切りました。クリエイター支援プログラムは、ARヘッドセットMagic Leap One用のアプリを制作するインディー開発チームを対象とした、開発支援プログラムです。
6000件を超える応募が集まる
クリエイター支援プログラムでは、支援の対象者として選ばれたクリエイターに対して、様々なサポートが約束されています。Magic Leapからの最大で50万ドル(約5,600万円)の資金提供の他、技術的な支援などが提供される予定です。
Magic Leapの発表によると、12月15日の締め切り日までに6,000件を超える、クリエイター支援プログラムへの応募が届いたとのことです。
Magic LeapのCCOであるRio Caraeff氏は、今回の応募件数について「我々は、もっと緩やかな(応募の)集まり方を想定していました。実際には津波のような勢いで応募が殺到しました」とコメントしています。
クリエイター支援プログラムの詳細
クリエイター支援プログラムの支援の対象者となったクリエイターには、2万ドル(約220万円)から最大で50万ドル(約5,600万円)の資金提供が行われます。Magic Leap社のモーションキャプチャースタジオの使用許可や、技術的なレクチャー、マーケティングのサポートも提供されます。選ばれたクリエイターがARヘッドセットMagic Leap Oneを保有していない場合、無償でのMagic Leap Oneの提供が行われます。
クリエイター支援プログラムを通して開発されたアプリは、クリエイターが知的財産権(IP)を保有します。クリエイターが希望した場合、Magic Leap One用のアプリストアMagic Leap World以外での販売が可能です。
支援対象者の選定は、2019年2月までに行われます。クリエイター支援プログラムで製作されたアプリの最優秀作品は、2019年に開催されるMagic Leap主催のクリエイター会議「L.E.A.P. カンファレンス」で披露されます。
クリエイター支援プログラムは、今後も継続して行われます。Magic Leapによると、第2回の募集は2019年に行われる予定とのことです。
(参考)Road to VR
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