中国のスタートアップRokid社は、新型ARグラス「Rokid Glass 2」を発表しました。折りたたみ可能な形状に加え、重さにして90gへの軽量化を実現。バッテリー寿命や解像度を改善し、産業用途での展開を目指します。
今回の「Rokid Glass 2」は、2018年にリリースされた「Rokid Glass」の後継モデルです。同社は“AIとARを融合させ、新たなインタラクションを実現する”と謳っており、教育やメンテナンス、物流等の企業向け使用を想定しているとのことです。
長時間装用も可能なデザイン
「Rokid Glass 2」は折り畳みが可能で、通常のメガネのように取り扱えます。公式サイトによれば、重量は90gと軽量化を図り、「長時間装用しても違和感のないデザイン」とのこと。またレンズ部分にはLCOS(Liquid Crystal on Silicon)ディスプレイを採用し、40度の視野角(FOV)と1280×720の解像度を実現しました。
さらにバッテリー寿命も改良が行われました。内蔵電池は、一度の充電で8時間使用可能。充電ができない現場でも、連続使用に耐えるものです。この他、4GやGPSで他の機器と接続するといったカスタマイズにも対応します。
Rokid Glass 2のリリースは2020年第2四半期を予定。2020年1月20日時点では、価格は公開されていません。
(参考)Rokid Inc.,