7月12日、Robloxは、Meta Questにて「Roblox」のオープンベータ版アプリをリリースする旨を明らかにしました。時期は「数週間以内」とのこと。
なお、オープンベータ版の対応VRヘッドセットは「Meta Quest 2」と「Meta Quest Pro」に限定されます。
Roblox、ついにMeta Questに進出
RobloxのMeta Questシリーズ対応は、Robloxの開発者向け公式サイトで発表されました。これにより、VRヘッドセット「Meta Quest 2」と「Meta Quest Pro」を使って、PCに接続せずに「Roblox」をプレイできるようになります。
Meta Questでリリース予定の「Roblox」オープンベータ版アプリは、13歳以上のユーザーなら誰でも利用可能。オープンベータ版のアクセス方法や開発者向けドキュメントは今後、順次公開予定とのことです。
まずはVRデバイスの設定が可能に
リリースに先行し、Robloxのコンテンツ開発者向けの設定が追加されます。これをONにすることで、「Meta Quest 2」と「Meta Quest Pro」でのコンテンツ対応がサポートされるとのこと。
Robloxは「デフォルトのプレイヤースクリプトを使用しているいくつかのエクスペリエンスのアクセス設定を自動的に更新し、VRデバイスをサポートするようにしました」とコメントし、Robloxの運営側でVR対応可能に切り替えたコンテンツもあると明らかにしています。
なお、本記事執筆時点では、「Desktopチェックボックス」を選択したコンテンツでは、引き続きPCVRで利用可能です。しかし、Robloxは「将来的に『VRチェックボックス』を選択したコンテンツのみPCVR対応となる」と予告しています。この仕様変更を実施する際は、事前にアナウンスされるとのことです。
VR対応を加速させるメタバースプラットフォーム
米Robloxが運営する「Roblox(ロブロックス)」はプレイヤー自身がゲームを制作したり、他のプレイヤーが作ったゲームを遊べるプラットフォームです。北米圏では17歳~24歳の若年層中心に大きな支持を得ており、2023年5月の第1四半期決算で、日間アクティブユーザー数(DAU)は6,610万人、第1四半期のユーザー総滞在時間は145億時間であると発表されています。
Robloxは2023年6月に、「OpenXR」のサポート開始を含むアップデートを実施しました。アバターのサイズとワールドを自動的に調整する機能「Height Scaling」や、プレイエリアの床の中心位置を取得できる「Floor Tracking」機能も同時にリリースし、VR対応を加速させています。
(参考)Roblox