Oculusは、3月のOculus Riftの一般発売開始へ向けてFCC認証のための申請を行っています。アメリカで電化製品を一般販売する場合、FCCの認証を取得しなければなりません。
Oculusの申請に関連する文書は、連邦通信委員会のウェブサイトで公開されています。回路図や部品表、動作原理などは非公開、内部写真、ユーザーマニュアル等は180日間の非公開となっています。
FCCによるテスト結果などは、こちらのFCCのデータベースから閲覧することができます。文章の公開日時は全て2016年1月6日、Oculus Riftの先行予約が始まった日です。
公開されている写真からは、小型コントローラーとして付属するOculus Remoteが小型のボタン電池によって駆動することなどが分かります。
なお、ハンド・トラッキング用のOculus Touch(2016年後半に発売)に関してはほとんど触れられていません。
VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)関連ではHTC Viveが既に、2015年12月にVive PreのFCC認証を得ています。Vive本体の安全性に加えて、HTC Viveを特徴づける「Lighthouse」システムも、発するレーザー光などが人体に悪影響の無いものと認められました。
VRHMDに関する製品は、一般発売に向けて着々と準備が進められています。
(関連記事)
HTC Vive、アメリカ国内での使用に向けFCC(米連邦通信委員会)の認証取得へ
(参考)
Oculus Rift Hits the FCC for Approval Leading up to March Launch – Road to VR(英語)
http://www.roadtovr.com/oculus-rift-hits-the-fcc-for-approval-leading-up-to-march-launch/
HTC Vive’s Laser-based Lighthouse Trackers Get FCC Approval for Safe Use – Road to VR(英語)
http://www.roadtovr.com/htc-vive-lighthouse-fcc-approval-base-station-tracker/
※アメリカのVR専門メディアRoad to VRはMogura VRとのパートナーシップを結んでいます。