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開発 2022.12.01

ゲーミングデバイスのRazer、デバイス横断で“触覚”を設定できる開発ツールをリリース VRも対応

マウスやキーボードなどのゲーミングデバイスを手がけるRazerは、開発者向けの触覚(ハプティクス)設定ツール「Haptic Composer」をリリースしました。無料ダウンロード可能で、VRデバイスのハンドコントローラーなどの振動を設定することができます。

スマートフォンや家庭用ゲーム機にも対応

「Haptic Composer」では、共通インターフェースを使って、ハプティクス効果の設定をテストできます。インポートしたオーディオファイルに基づいた触覚体験を作成可能で、ゲームで鳴る効果音に合わせた振動設定をキーフレームオーサリングを使用して組み上げることができる、とのこと。公式サイトでは、複数の波形を持つ最大1μm(マイクロメートル)の密度のハプティクスと、高いレンダリング帯域幅を設計できると説明されています。

同ツールは、Meta Questのほか、HTC VIVEやVALVE INDEXのハンドコントローラーなどをサポート。PlayStation 5やiOS、Androidにも対応しています。これらのデバイスに関する設定を、個別のSDKをインストールせずにまとめて行えるのが「Haptic Composer」の特長とのこと。なお、現時点では、同ツールが2023年2月22日に発売予定できめ細やかな触覚フィードバックが特長のPlayStation VR2をサポートするかは明らかになっていません。

Razerが買収した企業が開発

「Haptic Composer」は、触覚ソフトウェアツール会社で、現在はRazerの子会社となっているInterhaptics社が手掛けました。同社は2020年に創業。ハプティクスの標準化やデバイスを横断したクロステクノロジーのサポートなどを行うことをミッションとしています。

(参考)Road to VR

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