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業界動向 2022.08.08

クアルコムとサムスン、XR分野で提携を強化。プラットフォーム構築協力や特許利用の延長に合意

2022年7月28日、半導体大手のクアルコムは、サムスンとの提携の強化を発表しました。両社は、デバイスの相互運用を促進するエコシステムの構築をはじめ、XR技術に関する開発を協力して推進します。

Snapdragon Spacesでの協力を拡大

この提携強化により、クアルコムのXR開発プラットフォームである「Snapdragon Spaces」での協力体制が拡大する見込みです。さらにクアルコムは「サムスンのGalaxyデバイスに最先端の特別なユーザー体験を提供していくこと」「3G、4G、5G、および6Gモバイル技術に関する特許のライセンス契約を、2030年末まで延長すること」に合意したことを明らかにしています。

クアルコムの社長兼CEOであるCristiano Amon氏は、「ライセンス契約の延長は、長期的な協力関係に対する両社のコミットメントをさらに証明するものです。サムスンとの関係はかつてないほど強固なものになりました。この戦略的パートナーシップを継続し、Snapdragon Spacesを使用して革新的な技術や製品を開発し、より多くのサムスンプレミアムデバイスをグローバルに提供できることを嬉しく思います」とコメントしました。

また、サムスンの社長兼MXビジネス責任者のTM Roh氏は、「サムスンとクアルコムの協力関係は長年にわたっており、今回の契約は、両社の緊密かつ長期的な戦略的パートナーシップを反映したものです」とコメントしています。

(参考)QualcommXR TODAY


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