Home » 8KのVRヘッドセットPimax 8K、製品版出荷近づく


クリエイティブツール 2018.03.15

8KのVRヘッドセットPimax 8K、製品版出荷近づく

両目8Kの高解像度を誇るPimax社のVRヘッドセット「Pimax 8K」の生産が最終段階を迎えています。

プリプロダクションユニットである“M1”の生産を4月にも開始すると発表しました。関係者間でのM1へのフィードバックを受け、2018年の第2四半期をめどに、初期出資者への製品版出荷を開始する予定です。

プロトタイプの生産が遅延

Pimax 8Kは、中国のヘッドセットメーカーPimaxが開発する高解像度・広視野角のVRヘッドセットです。

同ヘッドセットは2017年9月~11月にクラウドファンディングサイトKickstarterで出資を募り、最終的にVRヘッドセット「Oculus Rift」が2012年に集めた240万ドル(約2.5億円)の記録を大幅に超える、420万ドル(約4.8億円)の資金調達を達成しました。その後シリーズA資金調達も行い、合計で1,500万ドル(約17億円)を獲得しています。

当初は2018年1月に初期出資者へ製品を出荷する予定でしたが、その後予定を変更、改めて2018年第2四半期に出荷を行うとアナウンスされています。1月のCESではV5プロトタイプが公開され、3月中旬にも製品に近いモデルとなる“M1”を展示する予定でした

同社からの最新の発表では、新しいレンズの出荷が遅れているため、M1の完成は2018年4月になるとのことです。今後は完成したM1を関係者に出荷し、外部からのフィードバックを求める予定です。



コントローラーの設計も近く発表へ

M1プロトタイプではSteamVRトラッキング2.0に対応し、80Hzの安定したリフレッシュレートを達成することが期待されています。同社は3月末までに新たなコントローラーを発表する予定ですが、コントローラーの出荷はヘッドセットと同時ではなく、第3四半期以降になると見られています。

Pimax 8Kではハンドトラッキング、アイトラッキング、香りモジュールなどの追加デバイスへの対応も予定されており、新たなハイエンドVRデバイスに注目が集まっています。

視野角200度8K対応VRヘッドセットPimax 8K 周辺機器で手や匂いもVRに

(参考) Road to VRPimax 8K Kickstarter
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード