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話題 2023.08.02

自転車、キャンプ、24時間ゲーム制作……VRを使ってトンデモない企画に挑戦した猛者たちまとめ

2023年現在、大勢の人たちがVRヘッドセットを手に取り、様々な体験を楽しんでいます。多くの人が、VRゲームやコンテンツを体験していますが、そんな中で「24時間VRヘッドセットを着用してゲーム制作をする」といった驚きのチャレンジに挑戦した人たちも見られます。

今回は、そんなVRを使ってとんでもないことに挑んできた猛者たちの一部を、振り返りピックアップ。彼らのやり遂げてきたことを改めて紹介します。

バーチャル空間に入ったまま24時間でゲーム開発

この試みに挑んだのは、VRデベロッパーのQuentin Valembois(Valem)さん。Meta Quest 2を装着した状態で、コンセプトの立案からコーディングまで、すべての工程を実施するという内容です。

Valemさんは、VR会議ツール「Horizon Workrooms」で、アイディアを整理し、3Dモデリングアプリ「Shapes XR」でゲームデザインを行うことに。途中から友人を助っ人として呼んだり、自分のPCにリモートアクセスしたりと、様々なテクニックを駆使して無事にゲームを完成させていました。

標高約1400mのキャンプ地でVRChat体験

2022年8月、ソーシャルVR「VRChat」ユーザーの“ともにゃん”さんは、標高約1400mの屋外キャンプ地で同作をプレイして注目を集めました。

ともにゃんさんは、全身の動きを同期するためのフルトラッキング機材(トラッカーx3」と「ベースステーション2.0 x2」)も用意した上で、VR空間での睡眠を実施。キャンプ地には電源が無いため、ポータブル電源「Jackery Solar Generator 1000」を利用したとのこと。

MoguLiveは2022年、ともにゃんさんに同体験に関するインタビューを実施。当日に行ったプレイ内容や睡眠の感想などを取材しています。

VRヘッドセットを装着したまま自転車走行

海外掲示板「Reddit」などに投稿された、開発者Valemさんの体当たりチャレンジ。Quest 2を着用した状態でコントローラーを自転車に装着し、“VRサイクリング”を行いました。

公開された映像からは、専用に作られたVRテストコースを見事に走るu/QValemさんの姿を確認できます。なお、外でVRヘッドセットを使うと大怪我に繋がる危険があります。一般の方は絶対に真似しないようにしましょう。

「SASUKE」のアトラクションをMR再現

アルノー.llamagixさんは2022年9月、テレビ番組「SASUKE」のアトラクションのひとつ「フィッシュボーン」を再現したアプリ「FishboneXR」を公開しました。アルノーさんは、「SASUKE」の参加者で、そのトレーニングのために、「FishboneXR」を作成したそうです。

「FishboneXR」は、Meta Quest向けのサイドローディングアプリ「SideQuest」を通して体験可能。プレイの際は、ゲームと実際の環境を合わせる位置調整が必要です。

「ニンテンドー3DS」でVRChatをプレイ

CaptainTay(Twitter名)さんは、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」で、「VRChat」を遊ぶのに成功した人物です。Tayさんは、「PixelBox」というソフトを使ってPC画面を3DSにストリーミングし、画面を“投影”することで、「VRChat」内での“3DSモード”を実現しました。

動画では、3DSの画面上で「VRChat」のデスクトップモードが動作する様子を見ることができます。Tayさん曰く、実験では古い3DSを使っており、フレームレート(FPS)は30FPSから40FPS程度だったそうです。

2023年秋には新型VRヘッドセットMeta Quest 3が発売予定となっていますが、今回紹介したような“猛者”たちが、信じられないような用途を見つけるかもしれません。

執筆:井文


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