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VRChat 2022.08.16

標高約1400mのキャンプ地でVRChatを体験した猛者が現る 本人に詳しい話を聞いてみた

8月11日、標高約1400mの屋外キャンプ地でVRChatを体験したという報告がTwitterに投稿されました。体験したのはともにゃんさん。全身の動きを同期するためのフルトラッキング機材も用意した上で、VR空間での睡眠を行ったそうです。

ともにゃんさんによれば、キャンプ地で使用したVRヘッドセットは「VALVE INDEX」で、「トラッカーx3」と「ベースステーション2.0 x2」も持参していたとのこと。また電源として「Jackery Solar Generator 1000」を利用し、ネット回線は「Rakuten Mobile」を接続。DODの「ヤドカリテント」内でVRを体験したそうです。


(キャンプ地周辺の様子。標高は約1400m)

MoguLive編集部では、ともにゃんさん本人に体験中の感想について詳しくお聞きしました。

――キャンプ地でのVRChat体験の率直なご感想はいかがでしたか?

ともにゃん:
普段通りにフレンドと遊んだり、VR睡眠できました。キャンプを堪能しながらのVRChatなので最高ですね。標高が高く酸素濃度が薄いのでVRで遊びながら高地トレーニングになるかもしれません(笑)。コミケ前だったためかオンラインのフレンドがいつもより少なかったのが少し残念でした。

――そもそも、なぜキャンプ地でVRを体験しようと考えたのでしょうか?

ともにゃん:
趣味でほぼ毎週土日にキャンプに行くんですが、VRChatが活気づくのも土日なんです。
フレンドの中には土日だけログインする人がいるのですが、キャンプしてると会えない。
キャンプしたいけどフレンドと遊びたい、ならキャンプ中にVRChatやればいいじゃないかと。今回はテストでやってみたのですが、思いの外家でやるのと変わらなかったのでいつも通り遊んでそのままVR睡眠で朝の7時位まで寝てました。

――体験して特に大変だったところや苦労したことなどがありましたら、お聞かせください。

ともにゃん:
消費電力と画質のトレードオフですね。

VRの描画設定が初期設定だと、消費電力が130wになってしまって、頑張って7時間程しかバッテリがもたないので設定が必要でした。7時間だと寝てる間にバッテリが切れて、VRChatからログアウトしちゃうので。

最大フレームレートを45FPSで固定してSteamVRの解像度設定を60%に落とせば、80wに抑えられたので朝までぐっすりVR睡眠できました。起きた時点でバッテリが13%残ってたので、もうちょっと寝れたかなと思います。

――当日のVRChatでは、どのような体験をされていたのでしょうか?

ともにゃん:
今話題の「VERTEXVRC」で遊びました。最後の方まで生き残ったんですが、チャンピオンは取れませんでした。その後は普段と変わらずフレンドに会って遊んだり、話したりVR睡眠しました。VERTEXVRC以外はインドアなワールドばかりでしたね(笑)。

――VRChatの魅力や面白さはどういったところにあるとお考えでしょうか?

ともにゃん:
これは今回体験した面白さなんですが仮想と現実の感覚が曖昧になることですね。VRChatにログインして数分でキャンプ場にいることを忘れて遊んで寝てました。

寝るときは家の中だったんですけど、朝起きたら山の上にいました。きれいな景色のワールドが広がってました。

――ありがとうございました。

(参考)Twitter


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