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Meta Quest 2026.04.21

MetaQuest 3/3SとPCを接続する「Meta Horizon Link(旧Quest Link)」を解説! ケーブル無しの「Air Link」の方法も紹介【2026年4月更新】

VRヘッドセット「Meta Quest」シリーズは、基本的にはPCに接続しなくても、そのまま単独で使用できます。しかし、あえてPCに接続して、より本格的なVRコンテンツを体験できるシステムがあります。それが「Meta Horizon Link(旧名称:Quest Link)」という機能です。


(画像はMeta Quest3Sと公式Linkケーブルとの接続)

本記事では、まだ「Meta Horizon Link」を使ったことがない人向けに、セットアップの手順を徹底解説。さらに、ケーブルを接続しなくても使える「Air Link」についても紹介していきます。

Meta Horizon Link / Air Linkの特徴

「Meta Horizon Link」は、Meta QuestとPCをUSB(3.X)ケーブルで接続するMeta公式の機能です。接続するとVRヘッドセットのディスプレイ上でPCを操作できる他、PC向けVRゲームやコンテンツを楽しめます。本来Meta Quest単体の場合グラフィックなどのクオリティに制限がありますが、ゲーミングPCなどと接続することで、よりハイクオリティな体験を楽しめます。

一方、「Air Link」はMeta Horizon Linkと同様の機能をケーブル接続なしで行える機能です。Meta QuestとPCが同じネットワークに接続されていれば機能が使えます。配線の煩わしさから開放されますが、ケーブル接続ありの方が安定性は上です。

Meta Horizon Link / Air Linkは、現在発売されている「Meta Quest 3」「Meta Quest 3S」で利用可能です(初代Oculus Quest、Meta Quest 2、Meta Quest Proでも可能)。

まずはケーブルとPCソフトを用意しよう

「Meta Horizon Link」を使用するのに必要なのは、Meta Quest本体WindowsPCUSB(3.X)ケーブルの3つです。

PC性能は当然、高いほど望ましいですが、Metaは“推奨”となる水準を定めています(※推奨スペックは記事末尾を確認ください)。

ケーブルに関しては、公式で発売されているLinkケーブルを使うのが最も望ましいですが、価格は10,780円と少し高めです。基本的には、Quest本体に差し込める「Type-C to C」のケーブルで「通信と給電に対応しているもの」という要件を満たしているものであれば、どの企業のケーブルでもOKです。不安なく遊びたい場合は「USB 3.2 Gen 1 (最大速度5 Gbps)」を選びましょう。

(これが「Type-C to C」のケーブル)

ただし、お使いのPCによっては「Type-Cの差し口が無い!」という場合があります。その場合は、USB(Type-A)ケーブルを使いましょう。

(片方がPCでにつなげるUSBで、もう一方がQuestにつなげるType-C)

この場合、注意すべき点は2つあります。USBケーブルは、コネクター部分が青色のもの
(USB3.X)を選ぶこと。PC側の差し込み口も青色表示になっていることが条件です。どちらかの要件を満たしていないと、パフォーマンス面に問題が発生する可能性があります。

Oculus公式では、税込10,780円で“専用”のUSB3.0ケーブルが販売されていますが、社外品でも、パフォーマンスに影響はほぼありません。ケーブルの長さは、部屋の広さによるものの、最大でも5mはあれば十分でしょう。

PCにソフトをダウンロードしよう

PCとケーブルが用意できたら、公式サイトから、PC向けの公式設定アプリをダウンロード
(Meta Quest 3/3SのMeta Horizon Linkアプリをダウンロードするの項目)します。スマートフォン版のアプリでは設定できないので、ご注意ください。

ダウンロードしたら、アプリを起動します。アプリを初めて使う人は、ご自身が利用しているMetaアカウントの情報を入力してください。それが終わったら、以下の画像の手順で進めてください。


(接続方法を選びます。今回はケーブルを使うので、Linkを選びましょう)


(この画面になったら、ケーブルを繋いで本体と接続しましょう。Quest本体の電源はオンにした状態で、メニューが開いていれば大丈夫です)


(デバイス設定の画面が「アクティブ」になっていればOKです)

ここまで完了すれば、セットアップが自動で行われます。これでPC側の準備はOKです。

次に、Meta Questを装着します。Meta Questは2026年4月のアップデートで新UI「Navigator」が採用されており、各メニューへのアクセスが変わっています。ただし、Meta Horizon Link自体は大きく変わっていないため、基本的には従来の方法で起動可能です。

まずは右手コントローラーのMetaボタン(Oculusボタン)を推し、 ナビゲーターの右から2番目のアイコン「クイックコントロール」の画面を開いて、下の画像の「Link」を選択しましょう。


(赤丸のところを選択しましょう)

すると「Link」の画面が表示され、PCが表示されます。あとは「起動」のボタンを押すだけです。


(この画面が出たら、あとは「起動」を押すだけ)

このやり方で、うまくいかない場合は、ケーブルが正しく差し込まれていないか、USBを何度も抜き差ししていないか、本体とアプリのどちらかが最新版にアップデートされていない可能性があります。ケーブルやQuest本体がPCアプリ側で認識されない場合、アプリや本体の再起動で直る場合もあります。

またQuestを差し込んだときに「USBが検出されました」といったポップアップが表示されますが、これはQuest本体に記録した動画や写真をPCにダウンロードする際に使うものなので、今回はスルーして大丈夫です。

どうしてもうまく接続できない場合は、公式サイトのトラブルシューティングを確認してください。


(正常に起動すると、このようなホーム画面が表示されます)

「Meta Horizon Link」で何が遊べる?

Meta Horizon Linkでは、PCに繋ぐことでMeta Questのストアでは配信されていないアプリを遊ぶことができます。VRアプリ「SteamVR」をPC側にインストールすれば、Meta Questストアに配信されていないタイトルも遊ぶことができ、同じタイトルでもハイクオリティなグラフィックで楽しめます。また、Steamのストアに配信されていないPCVRアプリも体験可能です。

PC側のオンラインストアに並んでいるアプリも体験できますが、こちらは古いタイトルが多く、SteamVRの方が最新版である場合もあるので注意。Steamに繋げなくてもPCで「VRChat」をプレイしたり、「Stormland」や「Asgard’s Wrath(初代)」など、ここでしか配信されていないタイトルを遊んだりもできます。

PCのデスクトップ画面をVR上にも映し出せるので、VRヘッドセットを被ったままPCのキーボードで作業も可能。ただしPCVRではなくPC操作だけ利用したいなら、Meta Questの「リモートデスクトップ」アプリから始めたほうが手早く体験できます。

Meta Horizon Linkを正しく終了するには?

「Meta Horizon Link」は、使用しているUSBケーブルをPC(あるいはヘッドセット)から引き抜くと自動的に終了します。このやり方が不安な場合は、「Meta Horizon Link」中のホーム画面にある終了ボタンを押せば大丈夫です。ホーム画面の一番左側のヘッドセットマーク、または歯車マークを選択すると表示される“Linkを終了”を選択しましょう。


(ケーブルを直接引き抜いた場合)


(ホーム画面から終了する場合)

無線で接続する「Air Link」の使い方

Meta Questには、PCとケーブル無しの「ワイヤレス」で接続できる「Air Link」という機能もあります。同じネットワーク内で無線接続する必要があるため、Meta QuestのWi-Fi登録は先に済ませてください。PC側は有線でも繋がります。

利用方法は基本的に「Meta Horizon Link」と同様です。PCを起動して、PC版の公式アプリを起動。「接続方法を選択」の画面で、今度は「Air Link(ワイヤレス)」を選びましょう。


(ケーブルの時と同じ画面。一度ケーブルで接続したことがあるなら、PCでの操作はスキップできる)

PC側の設定が完了したら、Meta Questを装着して「クイックコントロール」の画面へ移動します。次にAir Linkをオンにし、「起動」してください。


(ケーブルを繋いでいない場合、Linkは”未接続”と表示されている)


(Air Linkをオンにし、PCを選択して起動)

起動時にはペアリングコードが表示される場合があります。このときPCアプリにも同じ番号が表示されるので、確認を押して進めてください。これでケーブルが無くともPC版のコンテンツを遊べます。


(Meta Quest側)

(PCアプリ側)

ただし「Air Link」は、回線が遅いなどの通信環境が悪い場合、遅延が起きたり画質が落ちたりといったパフォーマンスに問題が生じる場合があるので注意が必要です。普段は「Air Link」を使いつつ、安定性が欲しい場合は「Meta Horizon Link」に切り替えるなど、状況に応じて使い分けていくのが良いでしょう。

なお、PCとヘッドセットの無線接続は「Virtual Desktop」「Steam Link」といった選択肢もあります。

新UI「Navigator」による変化

Meta Questの新UI「Navigator」は各メニューへのアクセスが従来と大きく変わっており、初見だと戸惑いやすい仕様となっています。設定画面は「クイックコントロール」の左側の歯車アイコン、またはライブラリの「設定」アプリから移動できます。ライブラリは「設定」アイコンをピン留めしておくのがオススメです。


(クイックコントロール画面の歯車アイコン。旧UIと場所が変わっている)

(ライブラリの設定アプリ。トリガーボタンを長押しすればピン留めできる)

なお、設定画面には新たに「Dashを開く」という項目が追加されていますが、こちらはLinkの起動前の画面を開くだけです。特に用語を抑えておく必要は現状ありません。

デバイスの推奨スペック一覧(2026年4月時点)

以下の表では、Linkを使用する際の2026年4月時点でのPC要件を表記します。

PCの最小スペック

コンポーネント 推奨スペック
プロセッサ Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上
グラフィックカード 以下のGPUの表を参照
メモリ 8GB以上のRAM
オペレーティングシステム Windows 10、Windows 11
USBポート USBポートx1

PCの推奨スペック

コンポーネント 推奨スペック
プロセッサ Intel i7 / AMD Ryzen 7
グラフィックカード Nvidia RTX 20シリーズ※ / AMD Radeon RX 6000シリーズ
メモリ 16 GB DDR4 RAM
オペレーティングシステム Windows 10、Windows 11
USBポート USB-Cポートx1

※注意:NVIDIA GeForce RTX 2050はサポートされていないとのこと。

対応GPUリスト

NVIDIA GPU サポートあり 現在サポートされていない
NVIDIA Titan Z
NVIDIA Titan X
NVIDIA GeForce GTX 970
NVIDIA GeForce GTX 1060デスクトップ、3GB
NVIDIA GeForce GTX 1060デスクトップ、6GB
NVIDIA GeForce GTX 1060M
NVIDIA GeForce GTX 1070 (すべて)
NVIDIA GeForce GTX 1080 (すべて)
NVIDIA GeForce GTX 1650
NVIDIA GeForce GTX 1650 Super
NVIDIA GeForce GTX 1660
NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti
NVIDIA GeForce RTX 20シリーズ(すべて)
NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ※
NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ
NVIDIA GeForce RTX 50シリーズ

※注意1:NVIDIA 3050 (ノートパソコン)および3050ti GPUをLinkに使用することは推奨されていません(2025年3月記載の情報)。
※注意2:NVIDIA GeForce GTX 1050 Tiは現在サポートされていません。

AMD GPU サポートあり 現在サポートされていない
AMD 200シリーズ
AMD 300シリーズ
AMD 400シリーズ
AMD 500シリーズ
AMD 5000シリーズ
AMD Radeon 6600XT
AMD Radeon 6700XT
AMD Radeon 6800XT
AMD Radeon 6900XT
AMD Radeon 7700XT
AMD Radeon 7800XT
AMD Radeon 7900XT
AMD Radeon 7900XTX
AMD Vegaシリーズ

※注意1:公式サイトでは、AMD GPUの一覧表がなくなりました。要件にはAMDのGPUの記載はあるので、2025年3月の表をそのまま載せますが、必ずこの通りに動くとは限らないのでご注意ください。
※注意2: Radeon RX 6500をLinkに使用することは推奨されていません。
※注意3: AMD 7000シリーズ GPUは現在サポートされているものの、追加の設定または構成が必要になる場合あり。
※注意4:AMD Radeon RX 560は現在サポートされていません。

(参考)公式サイト


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