米国のスタートアップNormal VRは、ゲームエンジン「Unity」向けのプラグイン「Normcore」を提供しています。Normcoreを導入することで、手軽にマルチユーザーVRの機能を追加したり、ボイスチャットを使ったりできます。
VRやAR、ジャンル問わず対応
このプラグインNormcoreは、ゲーム、エンタープライズ向けなどあらゆるジャンルのUnityによるコンテンツに対応。ボイスチャットによるマルチユーザープレイを実現します。さらにVRだけでなく、ARプラットフォームARKitやARCoreと組み合わせた開発も可能です。またNormcoreは、コンテンツ自体がまだ開発段階のものでも動作します。
開発元のNormal VR自身、顧客等にVRデモを示し、フィードバックを得るためにNormcoreを活用しています。サービスの検討に当たり、製品に詳しくないユーザーが使うスムーズにVRデモを体験することは難しいでしょう。逆にNormal VRがVRの機材を抱えて顧客の元へ出向くのも容易ではありません。
しかしNormcoreを使えば、VR内で簡単にデモを示せます。ユーザーはVRやARデバイスを使うだけでリアルタイムに参加でき、デベロッパーはVR内で製品説明が行えます。
オリジナルゲームもリリース
このプラグインを用いたコンテンツとして、Normal VRは9月16日にマルチプレイのゲーム「Half + Half」をリリースしました。ツイッターに公開された動画では、アバター達がゆったりと海中を泳いだり、かくれんぼする様子が見られます。
プラグイン「Normcore」の価格設定は、1ユーザー1時間利用で0.0002ドル、データ通信1GB当たり0.05ドルから。利用を希望するデベロッパーは公式ウェブサイトにて登録できます。
（参考）VRScout
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