任天堂株式会社(以下、任天堂)が、「Nintendo Labo: VR Kit」を活用したNintendo Labo(ニンテンドーラボ)のVR化を、Nintendo Laboの開発段階から構想していたことが判明しました。この事実は、米メディアCNETがNintendo Laboの開発者、坂口翼氏に行ったインタビューから明らかになりました。
Nintendo Labo: VR Kitとは
「Nintendo Labo: VR Kit」は2019年4月12日に発売された、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)と組み合わせてVR体験ができるキットです。Oculus RiftやHTC VIVEといったハイエンドなVRヘッドセットとは異なる、ダンボールで作ったゴーグルやコントローラーを組み合わせ、ゴーグルや一緒に使うアイテムそのものを制作する過程も合わせて比較的シンプルなVR体験を提供するキットです。
任天堂はこれまで、任天堂はVRに対して否定的な見解を示す発言や、直近のVR関連への参入は考えていない旨を度々発表しており「Nintendo Labo: VR Kit」の発表と、それに伴う同社のVR参入は大きな話題を呼びました。
CNETのインタビューで坂口氏は、Nintendo Labo自体が初めて発表された2018年1月時点で特報動画ですでにVRを示唆していたことを明らかにしました。確かに、VR Kitの「トリ」を使って遊んでいる人が映っているほか、VR Kitの「カメラToy-Con」、「バズーカToy-Con」、「風Toy-Con」がVRとは分かりませんが取り上げられていました。
(参考)UploadVR