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投資 2023.02.16

ロボットの感触制御技術を開発するモーションリブ、資⾦調達を実施。トヨタ紡織や三菱UFJキャピタル出資

モーションリブ株式会社は、第三者割当増資によりシリーズBラウンドの資⾦調達を完了しました。引き受け先はトヨタ紡織と三菱UFJキャピタル。2022年7⽉に実施した事業会社3社からの資⾦調達とあわせて、総額6億円となりました。

モーションリブは、感触制御技術「リアルハプティクス」を扱うベンチャー企業。リアルハプティクスを機械やロボットに実装するためのデバイス「AbcCore」を、企業向けに開発・提供しています。


(出典:モーションリブ)

今回の資金調達は、自社における開発組織、営業・管理組織の人員拡大に充当するとのこと。リアルハプティクスの社会実装、普及を目指して、体制を強化する方針を明らかにしています。また、投資引受先に対してもリアルハプティクスを活用したプロダクト開発や新機能開発を行うとしています。

リアルハプティクスとは

リアルハプティクスは同社の登録商標で、ロボットや機械が力加減を制御できるようにする技術です。人間はものを握ったり持ったりするとき、対象物の硬さや柔らかさを即座に感じとります(いわゆる力触覚)。こうした感覚をロボットにも備えさせることで、人間と同様に器用な作業ができるようになります。

「AbcCore」は、リアルハプティクス技術をロボットや機械に実装するコントローラICです。力触覚をデータ化して伝送できるほか、力センサを使うことなく、独自の力推定アルゴリズムによって、位置センサから力を計算できる点が特長とされています。AbcCoreは現在さまざまな企業に提供されており、共同研究や実用化を進めているとのことです。

(参考)プレスリリース


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