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投資 2022.01.06

「スマートコンタクトレンズ」のMojo Visionが約52億円調達 スポーツや視覚サポートで活用へ

スマートコンタクトレンズの開発を行うMojo Visionは、シリーズB-1ラウンドで4,500万ドル(約52.1億円)の資金調達を行いました。デジタル情報を視界に表示するスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」の開発を進めます。

目に見えないコンピューティング実現へ

Mojo Visionはアップルやアマゾン、グーグル出身のエンジニアらが設立したスタートアップ企業です。「目に見えないコンピューティング」を掲げ、2020年にスマートコンタクトレンズの開発を発表。2021年にはプロトタイプ完成のロードマップを示していました。

スポーツや視覚障害のサポートで活用か

一般発売時期についてはまだ明らかになっていませんが、同社は2022年1月に開催しているCES 2022にて複数のフィットネス関連ブランドとの提携を発表しました。スポーツやトレーニング分野でのスマートコンタクトレンズ活用を進める目的で、具体的な提携先としてはアディダス(ランニング)やTrailforksが挙げられています。

またFDA(米国食品医薬品局)のデバイス開発プログラムにも参加しており、視覚に障害を持つユーザーに対し、視界に情報を重ねることで不自由を軽減する、という用途も目指すとみられます。

今回の資金調達にはアマゾンのAlexa Fundやソフトウェア企業のPTC、日本からはHiJoJo Partnersが参加している他、複数のベンチャーキャピタルらが参加。Mojo Visionの累計調達額は、2億500万ドル(約237.6億円)に達しています。

(参考)Road to VR
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