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活用事例 2023.11.29

Mogura、「Fortnite」の開発ツール「UEFN」活用。1.5か月で2作完成、延べ8万人が体験

株式会社Moguraは、「Fortnite」の開発者向けツール「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」を用いたホラー作品2作を公開しました。インタラクションを一から開発せずに済んだことで、2名のチームが、1.5か月ほどでマルチプレイ対応ゲームを完成させました。既にのべ8万人以上が体験しています。

より少人数・短期間でコンテンツを制作・発表可能に

「Fortnite」を運営するEpic Gamesは、2023年3月、純利益の40%をクリエイターに分配する「エンゲージメント配当(Engagement Payouts)」を発表しています。それ以降、日本でもUEFNの導入・活用、独自マップの収益化に挑む企業・個人クリエイターが急増しています。

この流れを受けて、株式会社Mogura開発部のメンバーは、個人名義でホラー作品を発表しました。第1作「-村- VILLAGE」は9月8日に、第2作「「村 -忘れ去られたあの日々を- VILLAGE Ⅱ」」は11月17日に公開され、延べ8万人以上が体験しました。

開発者によると、チーム構成はプランナー兼プログラマー(1名)と3Dモデラー(1名)の計2名。開発期間は、企画から完成まで1.5か月程度でした。「UEFN」を使うことで、プレイヤー操作やアイテム取得、ボタン押下といったインタラクションを一から作らずに済みます。そのため、マルチプレイで楽しめる独自のワールドを、少人数かつ制作工数を抑えて開発できたとのことです。

マップ情報

公開中のカスタムマップは、以下のURLからプレイできます。

第1作「-村- VILLAGE」

島コード: 6252-4792-9731
制作:やましん(yamashin0429)
URL:https://www.fortnite.com/@yamashin0429/6252-4792-9731


(出所:やましん)

第二作「村 -忘れ去られたあの日々を- VILLAGE Ⅱ」

島コード: 0632-0993-6405
制作:やましん(yamashin0429)
URL:https://www.fortnite.com/@yamashin0429/0632-0993-6405


(出所:やましん)

国内外で「Fortnite」への企業参入続く

「エンゲージメント配当」の開始以降、クリエイターが個人でカスタムマップを制作し、国内外で人気を集めるだけでなく、大手企業やスタートアップの事業参入も続いています。

一例として、上場会社ではゲーム事業会社のKlabや、メタバース開発のmonoAI technologyなどが制作支援サービスを発表しています。スタートアップでは、バーチャルライブのAlcheやバーチャル空間制作のplayknot、メタバース特化のゲームスタジオNEIGHBORなどが参入。コンテストの主催や個人クリエイターとの専属契約といった取り組みを始めています。

またVTuberによる制作事例も散見されつつあり、直近ではVTuber「おめがシスターズ」がカスタムマップ「ONLYUP OMG!」を発表していました。

「Mogura NEXT」について

株式会社Moguraが提供する、AR/VR/メタバース/アバター(VTuber含む)領域に特化した、リサーチ・コンサルティング・開発サービスです。国内最大のXR専門メディア「Mogura VR」を運営する株式会社Moguraによる業界随一のコンサルティング力を武器に、開発・調査・アドバイザリーなど幅広く企業・行政機関のXRの取組をご支援しています。

これまでにもUnityを使ったVR/ARコンテンツのほか、VRChatやHubs Cloudなど様々なメタバースプラットフォームを活用したメタバース開発を行ってきました。自社開発で得られた知見をもとに、フォートナイト(UEFN)を使用したコンテンツ開発業務についてもお引き受けいたします。

「Mogura NEXT」の詳細はこちらです。

(参考)プレスリリース

※株式会社MoguraはMogura VRの運営会社です。


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