AR/VR業界のみならず、さまざまな業界を巻き込んで話題の「メタバース(metaverse)」。「メタバース通信」では、メタバースに関する世界中の最新情報をキャッチアップ。人々の新たなコミュニケーションや経済の場になるであろうメタバースを形作る、さまざまな情報をコンパクトにまとめてお伝えします。
目次(vol.8)
1. RobloxのCEO、メタバースへの意気込みを語る
2. NVIDIA、AIアバター作成用プラットフォームを発表
3. サムスン、「メタバース用」の次世代メモリを発表
RobloxのCEO、メタバースへの意気込みを語る
Robloxの創設者兼CEOであるDavid Baszucki氏が11月9日、米メディアCNBCのライブインタビューに出演。現在「メタバース」と呼ばれているものを、Baszucki氏はRobloxの設立当初から思い描いていたと語りました。同社は現在もメタバース構築に向けた取り組みを続けているとのことです。なお、第3四半期の好決算により、9日のRoblox株価は前日比42.23%上昇しました。
(参考)CNBC
NVIDIA、AIアバター作成用プラットフォームを発表
NVIDIAは11月9日に開催した自社カンファレンス「GTC 2021」において、AIアバター作成技術「NVIDIA Omniverse Avatar」を発表しました。同技術はNVIDIAがすでに提供している3Dシミュレーション&コラボレーションプラットフォーム「NVIDIA Omniverse」の新機能の一部として提供。同技術で作られたアバターは音声認識や自然言語理解、認知機能などを持ったインタラクティブなAIキャラクターとして利用できます。
サムスン、「メタバース用」の次世代メモリを発表
韓国・サムスン電子は11月9日、同社が開発する次世代メモリ(LPDDR5X DRAM)を発表しました。同メモリはスマートフォンなどのモバイル機器用だけでなく、サーバーや自動車、メタバース用途にも使用できるとしています。なお、同メモリは現行製品に比べて処理速度が1.3倍以上、消費電力は20%減になるとのこと。出荷時期については言及されていません。