2022年2月2日、Metaは「Meta Quest(旧Oculus Quest)」のインタラクションソフトウェア開発キット(Interaction SDK)をリリースしました。「Meta Quest」「Meta Quest 2」の双方に対応し、VRアプリ向けに高品質のハンドインタラクションを追加できます。
あくまで今は「実験的な機能」。組み込まれたアプリはまだ配信不可
今回リリースされたSDKには、ハンドトラッキングを利用してオブジェクトを直接的/間接的につかむ機能や、カスタマイズ可能なつかみ時ポーズ、ハンドジェスチャーの検出、ピンチ操作でのスクロール機能などが含まれています。
Metaの開発者向けWebサイトOculus Developersによれば、このSDKは実験的な機能(Experimental Feature)。各デベロッパーがテスト等に利用できる一方、現段階では本SDKが組み込まれたアプリはOculus StoreやApp Labに配信できません。
YouTubeでXR関連の動画を投稿しているエンジニアのDilmer Valecillos氏は、今回配信されたSDKの解説動画を公開しています。映像では、でもアプリの松明を動かすためにはしっかりと握る必要がある仕様や、鍵の場合はつまんで持つ様子などが確認できます。
(Dilmer Valecillos氏の動画より引用)
なおUploadVRによると、2022年2月現在、インタラクション・ソフトウェア開発キットは「Chess Club VR」や「ForeVR Darts」といった一部のVRアプリにおいて、特別に先行して導入されているとのこと。
(参考)Oculus Developers, UploadVR, YouTube
※UploadVRはMogura VRのパートナーメディアです。