Metaは12月12日、「Instagram」「Facebook」「Messenger」「Meta Quest プラットフォーム」で利用できる「Meta アバターストア」を日本含むアジア太平洋地域に導入しました。ユーザーは高級ブランド服やサッカークラブユニフォーム、Netflix番組の登場人物の衣装などのデザインを購入し、アバターを自由にカスタマイズできるようになります。
ストアへのアスセスは各アプリから可能
「Meta アバターストア」は、これまで展開していた無料の服装に加えて、プラダやトム ブラウン等の高級ブランドや、米国ストリートウェアブランドのMadhappy(マッドハッピー)、デジタルファッションブランドDressXを含む多数のブランドデザインを販売。またファッションブランドに限らず、欧州サッカークラブのリバプール F.C.のユニフォームやNetflixの人気番組『イカゲーム』と『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の衣装デザイン等も購入可能です。
「Meta アバターストア」にアクセスするには、「Facebook」「Messenger」「Instagram」のアプリでアバター編集画面を開き、服装を設定する段階で「ストア」を選びます。「Instagram」のアプリからアクセスする具体的な手順は下記の通りです。
- プロフィール画面の「プロフィールを編集」ボタンをタップし、「アバターを作成」を選ぶ
- 「スタート」をタップし、アバターの肌のトーンや髪型、服装などをカスタマイズする
- 「完了」と「変更を保存」をタップし、アバターを保存して作成を完了する
- プロフィールの「プロフィールを編集」ボタンをタップしてから、「アバターを編集」を選ぶと、作成したアバターをいつでも編集可能
※プロフィール画面の右上にある3本線のメニューから「設定」を選び、「アカウント」から「アバター」をタップして作成・編集することもできます。
尚、「Instagram」のアカウントと「Facebook」のプロフィールを同期している場合は、同じアバターを使用できます。またアバターを作成すると、DMやストーリー機能で使えるアバタースタンプを入手可能です。
アバターを一元化し、Horizon Worldsへの壁をなくす?
Metaは、2022年1月に「Meta Quest プラットフォーム」の3Dアバターデザインを「Facebook」「Instagram」「Messenger」に導入し、各サービスのアバターデザインを統一しました。6月には「Instagram」のストーリー機能、7月には「Instagram」のDM機能にも3Dアバターを使用できるようにしています。
同社のアバター統一の動きは、「Facebook」や「Instagram」などのユーザーがソーシャルVRサービス「Horizon Worlds」にスムーズに参加できるようにするための布石と考えられます。
Metaは、本導入に際し「メタバースはソーシャルテクノロジーの次なる進化であると考えています。メタバースにおける表現は現実世界の多様性を反映するべきであり、誰もが自分自身で選んだ見た目や表現を用いて存在することができるアバターは、そのような世界を実現するための第一歩です」とコメントしています。
(参考)Meta