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データ可視化 2018.02.15

試合の情報を空間表示 米プロバスケリーグとMagic Leapが提携

メガネ型ARデバイスを開発するMagic Leap社と北米のプロバスケットボールリーグNBAは、パートナーシップの締結を発表しました。バスケットボールの観戦をテレビモニターからARの体験へと変え、解説や統計情報などを重ねながら楽しめる、新たな技術を開発します。

バスケットボールの試合をARで楽しむ

Code Media 2018にて、Magic LeapのCEOであるRony Abovitz氏とNBAの理事であるAdam Silver氏は、両社のパートナーシップ締結を発表しました。Magic LeapのARデバイスを活用し、プロのバスケットボールを楽しむ技術実験計画を明らかにしています。

カンファレンスではあまり詳細に触れられませんでしたが、元NBAのスーパースターであるShaquille O’Neal(シャキール・オニール)選手がMagic Leapのメガネ型デバイス「Magic Leap One」を装着して映像出演。「このデバイスを装着したら、その場で私を呼び出してみてください」と語りました。

Code Media 2018

試合の様子にデータを重ねて表示

Magic Leapのブログ記事では、より具体的な内容が綴られています。Magic Leap Oneを用いて、ファンはNBAの試合を観戦することができるようになります。複数のディスプレイを表示する機能を用いて「スポーツ観戦にデータを重ねて表示する、画期的なAR体験が実現される」とのことです。

また、等身大のShaquille O’Neal選手がリビングルームにいるかのように表示させる技術として、ボリューメトリックキャプチャも用いられています。リリース時には最近のシーズンの中でピックアップされた試合を選んで鑑賞することができる予定で、好みの選手やチームを選択することもできます。最終的には、Magic Leap Oneを用いてNBAの試合をライブストリーミングできるようにしたいと述べています。

2018年にはMagic Leap Oneのクリエイター版が出荷される予定となっており、ハイエンドのスマートフォン・タブレット程度の価格帯を目安としています。

(参考)
Magic Leap Reveals Partnership With The NBA / UploadVR(英語)
https://uploadvr.com/magic-leap-one-reveal-code-conference/


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