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業界動向 2020.05.28

「Looking Glass 8K」が出荷開始 世界最大級、32インチの3D裸眼立体視ディスプレイ

Looking Glass Factory社の3D裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass 8K Immersive Display」が、2020年5月26日から出荷開始となりました。公式サイトから購入申し込みができ、価格は要問い合わせとなっています。


(Looking Glass 8K(右)。左の2つはそれぞれ8.9インチ、15.6インチの開発キット)

2019年11月に日本で初公開

Looking Glass 8Kは、2019年11月に幕張メッセで開催された「デジタルコンテンツEXPO2019(DCEXPO2019)」で世界初公開されました。

同製品はVRヘッドセットや3Dメガネなどをかけずに3D映像を見ることができる3D裸眼立体視ディスプレイ。画面サイズ32インチ、最大表示画素数7680×4320ピクセルと、世界最大サイズの3D裸眼立体視ディスプレイを謳っており、多人数で同時に3D映像を見られるのも長所です。

また、専用のソフトウェア開発キット「HoloPlay Core SDK」のほか、ゲームエンジン「Unreal Engine」に対応させる公式プラグイン「HoloPlay Plugin for Unreal Engine」も提供されており、自動車・建築・医療・地図など、様々な産業での利活用が期待されます。

なお、本製品は企業向けのエンタープライズモデルで、パッケージには8Kディスプレイのほか、ハイエンドPCやLeap Motionコントローラーも同梱。価格については「Price Upon Request」(要望に応じて価格を設定)となっています。

「Looking Glass 8K Immersive Display」製品仕様

表示画素数(最大)

7680ピクセル × 4320ピクセル

リフレッシュレート

60Hz

表示色

約1,070万色

アスペクト比

16:9

ライトフィールドクラス

45エレメント水平視差

見るための適正距離

30cm~3m

視野角

40~50度

見るための適正人数

最大12名

電源供給方式

入力 AC100~240V 50/60Hz

入力接続

・2 × Display Port入力
・USB入力

オーディオインターフェース

オーディオライン出力

本体重量

約28.6kg(平均値。本体質量は記載の値と異なる場合があります)

外形寸法

幅約73.4cm x 高さ約42.4cm x 奥行約10.2cm(突起部含まず)

ソフトウェア互換性

・Unity
・Unreal Engine
・Three.js Library
・3D Model Importer(accepts native gLTF, GLB & OBJ formats)
・Lightfield Photo App
・Depth Media Player

同梱品

・Looking Glass 8Kディスプレイ
・Looking Glass 8Kベースプレート
・電源ケーブル
・2 × Display Portケーブル
・USB-Bケーブル
・Leap Motionコントローラー
・特別仕様Pelicanキャリーケース
・マウントスタンド
・ハイエンドPC(i7 CPU、RAM 16GB、GTX 2080Ti、256GB SSD)

(参考)Looking Glass 8K(公式サイト、英語)


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