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開発 2020.05.06

立体視ディスプレイ「Looking Glass」がSDK公開、あらゆるユースケースに対応

3D裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass」シリーズを手掛けるLooking Glass Factory社は、ソフトウェア開発キット「HoloPlay Core SDK」をリリースしました。ユーザーが独自にプラグインを開発可能にし、より多くのユースケースに対応させることが目的です。

HMDを使わず立体視

「Looking Glass」は、3D映像を裸眼で立体的に見られるディスプレイです。2018年後半に最初のモデルが登場。2019年5月にPCを内蔵したオールインワンモデルの「Looking Glass Pro」が発売されたほか、11月には32インチの大型モデルとなる「Looking Glass 8K Immersive Display」が発表されました。

様々なユースケースに対応

今回リリースするSDKを用いると、ユーザーは自社の3Dソフトウェアを「Looking Glass」に対応させ、2Dディスプレイで確認可能にできます。元のツールのインターフェースを変更する必要はありません。

同社はすでに、ゲームエンジン「Unreal Engine」や、分子モデリングソフトウェア「Maestro」に対する公式プラグインを発表してきました。しかし、より広い分野に対応することが、SDKの狙いだといいます。

CEOのShawn Frayne氏は、「1つ、とても明らかなことがありますーそれは、我々が想像してきたよりもはるかに多くのユースケースが存在するということです。だから今回、HoloPlay Core SDKをあらゆる開発者へ届けることにワクワクしています。デベロッパーは独自のプラグインを開発し、ホログラムを生き生きと再現することが可能です。当社だけでは開発し得なかったほど、多くのやり方で」と説明しました。

5月6日現在、公式ウェブサイトからベータ版へのアクセスを受け付けています。

(参考)Looking Glass Factory


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