北朝鮮の金 正恩(キム・ジョンウン)総書記が、首脳会議のため先日中国を電撃訪問した際に、VR体験を行なっていたことが明らかとなりました。体験を行なったコンテンツ等の詳細は明らかとなっておりません。
訪中の際にVR体験
金正恩氏は25日、中国の首都である北京を訪問し、中国の習近平(シュウ キンペイ)国家主席と首脳会談を行っていたと複数メディアが報じています。金正恩氏が最高権力者の地位について初めての外遊ということもあり、大変な注目を集めていました。
そして今回の訪問期間中、金正恩氏は中国の最高研究機関である中国科学院を訪れ、VR体験を行なったとこのとです。中国科学院では近年の中国の科学技術成果の展示が行われていました。朝鮮労働党中央委員会の機関紙である労働新聞には、金正恩氏と妻であるリ・ソルジュ夫人がVRヘッドセットを試着している写真が掲載されています。
内容はほぼ不明
同氏が体験しているVRヘッドセットの種類は写真からはっきりとは分かりませんが、モーションキャプチャカメラのようなものが壁に設置されているのが確認できました。キム・ジョンウン氏の背後の文字から推測すると、潜水艦に乗ったように深海への探検できるVR体験が実施されたのではないかと見られています。
過去にはVRラボの存在も発覚
北朝鮮の国営通信社にして、同国最大の報道機関、朝鮮中央通信によると、金正恩氏は中国科学院訪問の後、「中国共産党の賢明な指揮の下で、我々はより良い科学的成果を達成するだろう」とコメントしたことが明らかとなっています。
これがVRのことを指しているのかは定かではありませんが、2016年には同国に「バーチャル・リアリティ・サイエンスラボ」という建物が確認されていることから、北朝鮮もVRに関しを持っていることが窺えます。
(参考)VRScout
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