日本マイクロソフトと、船舶用機器・システムを手掛けるJRCS株式会社は、MR(複合現実)やAIなどの技術を活用し、海運・海洋産業の働き方改革を推進するプロジェクト「JRCS Digital Innovation LAB」を開始することを発表しました。
両社はマイクロソフトのMRヘッドセット「HoloLens」やクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」のAIサービスなどを活用し、海洋事業者向けの遠隔トレーニングや遠隔メンテナンスソリューションの実用化に向けて検証を進めます。将来的な船舶の自動航行までを見据えた、新しいデジタルプラットフォームの確立にも取り組みます。
デジタルイノベーション推進室を設立、実用化目指す
JRCSでは、本プロジェクトの推進に向けて、2018年4月1日に「デジタルイノベーション推進室」を設立しています。
デジタルイノベーション推進室室長の空篤司氏は、「HoloLensを装着し、一つの空間をあらゆる人々が共有できることは素晴らしいと思いました」「デジタルテクノロジーの進化によって、海洋業界に次の世代の人たちが興味を持つことを期待しています」と話しました。
HoloLensを用いた業務効率の改善は、JAL/エアバスや三菱ふそうなどでも導入されています。
(参考) 日本マイクロソフト プレスリリース