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業界動向 2020.10.21

JDIら、高精細VRデバイスとエアロバイクを組み合わせサイクリング

株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)は、高精細VRヘッドセットとエアロバイクを活用したサイクリングVRシステムの販売を開始します。サイクリングVRシステムは、エアロバイクを漕ぎながら実際にサイクリングしているような体験ができるもの。フィットネスやリハビリテーション施設など向けに展開される予定です。

サイクリングVRシステムは、JDIの高精細VRヘッドセット「Virtual Dive100」を使用したもの。既存のエアロバイクや自転車に回転センサーを取り付けることで、回転数に連動して映像の再生スピードを変化させ、サイクリングを疑似体験できます。エアロバイクのペダルは、漕いだスピードやコースの起伏に合わせて重さが変化します。サイクリングVRシステムの価格は160万円(税別)です。

本システムはJDIと株式会社クロスデバイスとの共同開発によるもの。クロスデバイスは、360度映像配信サービス「idoga VR」を展開し、「idoga VR」で「サイクリングVR」を提供しています。

今回のサイクリングVRシステムでは、「Virtual Dive100」と3面ディスプレイの表示切り替え機能に加え、同時に複数人が体験できる機能を搭載しています。体験者はVRヘッドセットを装着しなくても3面ディスプレイを見ながらサイクリング可能です。JDIは、「将来的には世界の遠隔地同士での利用を可能にするクラウドでの通信サービスも想定」しています。

VRヘッドセットを使うと、モニターを目の前において体験するよりも没入感が高く、実際その場で体験しているかのように体を動かすことができます。こうしたVRの特長を受けて、フィットネス分野でも取り組みが進められています。これまでに「HOLOFIT」や「ICAROS」などフィットネスマシンと連動した体験ができる製品が登場しています。

(参考)株式会社ジャパンディス株式会社クロスデバイス プレスリリース


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