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街から広告が消える「画面」を見えなくする眼鏡型デバイス

実際には存在しないものを現実に重ねて見せるのがAR(拡張現実)です。これに対して、減損現実(DR、Diminished Reality)という概念も提唱されています。メガネ型のデバイスなどを使用することで、実際にあるはずのものが見えなくなる、という仕組です。

この減損現実を実現し、テレビやPCの画面に映るものだけを見えなくするデバイスが、クラウドファンディングのKickstarterで資金調達を行っています。

あふれる情報をシャットアウト

このデバイスの名前は「IRL Glasses(IRLグラス)」。”In Real Life”の頭文字を取っており、ユーザーが本当の世界で生活できるようになる、と謳っています。

現代社会は、テレビ画面やPCのスクリーンが映し出す広告・情報で溢れています。意図せずとも目に入ってくるため、これらを無視して生活するのは非常に困難です。ニューヨーク・タイムズの調査では、米国民は1日およそ11時間もスクリーンを見ているというデータもあります。

しかしIRLグラスを装着すれば、スクリーンに映るものは全て真っ暗で見えなくなります。画面に煩わされず、自分のやりたいことに集中できるというのがその売りです。

https://www.youtube.com/watch?v=_IroHvN-sOs

偏光レンズで画面の光を遮断

IRLグラスは黒いサングラス型のシンプルなデザインです。UVカット機能を備え、通常のサングラスの役割も果たします。

スクリーンを見えなくするために利用するのは偏光レンズ。平坦化したレンズを90度傾けることで、液晶/LED画面からの光をブロックします。これにより、レンズ越しに見る画面は電源が入っていないように真っ暗に見えるということです。

現在はベータ版のため、スマートフォンや有機ELのスクリーンには対応していません。液晶及びLEDのTV、PCの画面に対して機能します。

今後はスマホにも対応

Kickstarterは10月31日と締切が近づいていますが、すでに目標金額の5倍以上の14万ドル(約1,600万円)近くを集めています。IRLグラス1台への出資額は49ドル(約5,500円)。出荷開始は2019年4月を予定しています。

開発者らはクラウドファンディングにより投資家の注目を集め、研究開発や人材獲得に向けた資金調達を行いたいとしています。そしてスマートフォンを含む全てのスクリーンを遮断する、新たなIRLグラスの開発に取り組む方針です。

クラウドファンディングへの参加はこちらのページから、2018年10月31日まで受付しています。

(参考)Kickstarter





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