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活用事例 2017.06.06

ポケモンが地面に沿って動く iPhone、iPadがiOS11からAR対応 開発者向けのARKit発表

アップルは日本時間6月6日2時から開催された基調講演にてiPhone、iPadのAR対応を発表しました。

今回発表されたのは開発者向けの「ARKit」です。特殊なデバイスやスマートフォンを使わずに、iPhoneとiPadの単眼カメラを使って動作するというもの。現実空間を認識し、机の上にデジタルな物体を置くことなどが可能になるほか、スケールや環境光の推定も含まれます。

ARKit向けの開発はUnityやUnreal Engine4といったゲームエンジン、SceneKitで可能になります。

基調講演の壇上では、『ポケモンGO』で現実が認識され、ポケモンやモンスターボールが現実に沿って動いている映像が流れました。

また、『ロード・オブ・ザ・リング』などで知られる映画監督のピーター・ジャクソン氏が開発中の『Wingnut AR』というSFコンテンツのデモが披露されました。

壇上に用意された机の上にシーンが広がり、SFのストーリーが描かれました。机から外にはじき出された人が下に落ちていくなど、iPadを通して「まるで目の前でストーリーが繰り広げられている」ような光景が広がっていきます。

iOS11に搭載されるARの機能詳細については今後明らかになると考えられます。

アップルはスマートフォンAR参入

AR機能に関しては、すでにフェイスブックが普通のスマートフォンのカメラを使った現実認識込みのAR機能を発表しています。また、グーグルは対応スマートフォンを使ったARプラットフォームTangoを展開しています。

アップルは、iOSがAR対応することについて、「数億人のユーザーにアクセスできる最大のARプラットフォーム」であることを強調しました。

iOS11のAR機能を使ってどのようなアプリが登場するのか注目です。


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