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業界動向 2019.10.08

「HoloLens 2」新アプリ“Guides”がわかる7つの動画、MS公式から

マイクロソフトの新型MRデバイス「HoloLens 2」の新たなチュートリアル動画が公式YouTubeチャンネルにアップロードされました。これは新たなMRアプリ「Dynamics 365 Guides」に関するものです。

「HoloLens 2」は、マイクロソフトが開発を進めているMRヘッドセットです。2019年8月、ロイターが同年9月に発売される旨を報じていましたが、その後動きはなく、現在に至ります。

産業向けアプリ「Dynamics 365」

今回動画で紹介されている「Dynamics 365 Guides(以下、Guides)」は、エンタープライズ向けのアプリケーション。HoloLens 2と併せて新たに発表されましたもので、作業内容などマニュアルや操作方法を表示します。

現場での用途としてニーズが高い「レイアウト」や遠隔作業支援ができる「リモートアシスタント」はすでに旧Dynamics 365を通じて提供されていますが、これもHoloLens 2に最適化された形で利用可能になります。

以下、今回掲載された7本の動画と、Guidesで実現することを紹介します。

Overview of Microsoft Dynamics 365 Guides

アニメーションによる「Dynamics 365 Guides」概要の紹介です。

Authoring a guide in Dynamics 365 Guides using the PC app

オーサリングに関する第1ステップ、PC側での操作方法です。マニュアルや操作方法の構成を組み立て、1つ1つのインストラクションを追加。必要に応じてコンテンツや3Dモデルをアップロードします。

Authoring a guide in Dynamics 365 Guides using the HoloLens app

オーサリングに関する第1ステップ、HoloLens側での操作方法です。ホログラムを作業空間に配置したり、矢印を引いたり、インストラクションをテストしたり、といった作業です。

How to set up a printed anchor in Microsoft Dynamics 365 Guides

ARコンテンツのトラッキングに用いるアンカーとして、Guidesは印刷したアンカーとデジタルアンカーの2種類に対応しています。

推奨されるのは印刷したアンカーです。専用のQRコードを印刷し、説明対象の機器等に貼付します。

How to set up a digital anchor in Microsoft Dynamics 365 Guides

デジタルアンカーは、作業手順の中で部品といった対象物を認識します。

How to operate a guide in Microsoft Dynamics 365 Guides

また、エンドユーザー向けにGuidesの操作方法の案内があります。例えばどのように視線の操作でメニューを選ぶか、アンカーのスキャン方法、作業指示を空間内に配置する方法、等です。

How to use Power BI reports in Microsoft Dynamics 365 Guides

最後の動画は、Guidesで収集したデータのビジネス活用に関するものです。ダッシュボード機能を用いて作業ステップごとの所要時間を調べ、ワークフローの非効率な部分を発見する、といったことができます。
またGuidesでインストラクションを制作した担当者と情報をシェアし、指示を分かりやすく改定することも可能でしょう。

現行のHoloLens活用事例についてはこちらの記事で紹介しています。

(参考)Next Reality


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