Home » 医療VRのHoloeyesが4億円を調達 人材拡充や技術開発強化へ


投資 2023.08.29

医療VRのHoloeyesが4億円を調達 人材拡充や技術開発強化へ

Holoeyes株式会社が、総額約4億円の第三者割当増資を行いました。調達資金をもとに、人材拡充や技術開発の強化を進めます。


(出所:Holoeyes)

医療×XRのHoloeyes、さらなる資金調達へ

2016年に創業したHoloeysは、医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」などを手がけるIT企業です。「Holoeyes MD」は、CT・MRI画像から作成した3Dモデルをアップロードし、血管・骨格などを色分けし、「Meta Quest」や「HoloLens 2」といったVR/MRデバイスで閲覧・操作できるソフトウェアです。幅広い医療分野で、手術計画や学会発表、論文・教材などに用いられています。

今回の資金調達は、株式会社メディパルホールディングス傘下のMEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合(LPS)による追加出資に加え、日本ベンチャーキャピタル株式会社、アステリア株式会社、株式会社Carbon Ventures及び、株式会社QRインベストメント、三井住友海上キャピタル株式会社、SOLIZE株式会社等ならびにそのファンドが参加しました。過去3回の資金調達と合わせて、調達総額は約8億円以上に達すると見られます。


(出所:Holoeyes)

今回の資金調達に際して、同社はプレスリリースで「医師・医療者への支援による医療改善を目指し、情報共有の直観化と医療現場の負担軽減に取り組んでまいります」とコメントしています。

同様の取り組みは海外でも、調達事例も複数

人体の3Dモデルを研究・臨床に活用する試みには複数の類例があり、2022年にはイギリスのFundamentalVR、米国のMediView XRも資金調達を行っています。

(参考)プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード