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活用事例 2016.04.12

グリー、北米のスタートアップを中心にVRへの投資を行うGVR Fundを組成。規模は1,200万ドル

グリーは、VRのソフトウェアやコンテンツ開発に取り組む北米のスタートアップ企業を支援する新ファンド「GVR Fund」を設立したことを明らかにしました。

GVR_logo

同ファンドは、2016年2月に米国サンフランシスコに設立したGREE VR Capital, LLC.を通じて投資を行うもの。GVR Fundの出資者はグリー、Colopl VR Fund(コロプラとその子会社である株式会社コロプラネクストが設立したVR専門ファンド)、株式会社ミクシィ。総額1,200万ドル(約13億円)の規模となります。

グリーは、VR関連市場の調査結果をもとに、ハード、コンテンツを合計した市場規模は2020年までに220億ドル(約2兆5000億円)(※1)に到達すると予想されている中で、VRがゲーム・アミューズメント・観光・医療・住宅・報道・広告など、多方面の産業に普及していくことを指摘。2011年に北米に進出したことにより、「さまざまなスタートアップ企業や投資家とのネットワークを築いており、VR領域でのエコシステムの立ち上がりが早い北米市場において、ゲーム領域のみならず、ソフトウェアやコンテンツを提供する優良なVRスタートアップ企業を積極的に開拓し投資していく」としています。

グリーは、2015年9月に初のVRタイトル「サラと毒蛇の王冠」を公開。同11月にVRコンテンツ開発をすすめるGREE VR Studioを立ち上げるなど、自社開発を積極的に行っています。また、2016年には一般社団法人VRコンソーシアムと「Japan VR Summit」を開催することを決定しています。

VR_strategy

既に「VRChat Inc」及び「SPACES, Inc.」の2社に対して投資を行っていることを明らかにしており、順次新ファンドに移管を行っていくとのこと。

国内企業のVRファンドに関しては、2015年12月にコロプラが今回のGVR Fundにも出資を行っているColopl VR Fundを5,000万ドル規模で創設しています。

(関連記事)
コロプラ、国内外を対象とする世界最大級のVR専門ファンド「Colopl VR Fund」を設立。最大60億円規模

(参考)
グリー、北米VRスタートアップを中心に投資するファンドを組成
http://corp.gree.net/jp/ja/news/press/2016/0412-01.html


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