2022年5月12日、Googleの開発者向けイベント「Google I/O 2022」が開催されました。同社は本イベントにおいて、リアルタイムで多言語翻訳を行うスマートグラスのコンセプト映像を公開しています。
Googleの「自動翻訳スマートグラス」、初期プロトタイプを公開
Googleが公開したコンセプト映像では、スマートグラスに相手が話している言葉が指定した言語に翻訳・表示されているイメージが確認できます。また、中国語から英語、英語からスペイン語といった翻訳に加え、聴覚の不自由な人が子どもの話している言葉を表示する使い方も提示されています。
Googleによれば、今回のコンセプト映像で発表したスマートグラスは「初期のプロトタイプ」であるとのこと。具体的な製品スペックや発売時期については明らかにしていません。
ARやスマートグラスに積極投資
直近のGoogleは、ARやグラス型デバイス領域への投資・技術開発を続けています。2020年にはスマートグラスを開発するカナダのNorthを買収、2022年1月にはマイクロソフトの「HoloLens」開発チームで筆頭光学アーキテクトを務めていたBernard Kress氏を引き抜き、同年5月にはAR/MRデバイス向けのマイクロLEDを手掛けるRaxiumを買収しています。
(参考)Google