2019年1月15日に発売されたNVIDIAの新GPU、GeForce RTX 2060に「VirtualLink」用のUSBポートが実装されていないモデルが存在することが判明しました。「VirtualLink」とは、VRヘッドセットとPCを接続するためのUSB Type-Cコネクタを使用した新標準規格です。NVIDIAやHTC、Valve、マイクロソフトといった企業が普及を進めており、「PCとVRヘッドセットの接続を容易にする」ことを謳っています。
GeForce RTX 2060は、NVIDIAが展開する次世代GPU、GeForce RTX 20シリーズの新製品。NVIDIAから直接販売されるファウンダーズエディションの価格は、349ドル（約38,000円）です。上位モデルとしてGeForce RTX 2080 Ti、GeForce RTX 2080、GeForce RTX 2070が存在します。
ポートが存在するビデオカードも
今回「VirtualLink」用のUSBポートの未実装が確認されたのは、EVGAやMSIといった、ビデオカードベンダー企業が製造・販売するGeForce RTX 2060。米メディアUploadVRは、「いくつかのビデオカードベンダー製GeForce RTX 2060には“VirtualLink”用のUSBポートの実装が確認された」と報じています。「VirtualLink」用のUSBポートの搭載が確認された製品の名前や、製造している企業名などは公開されていません。
NVIDIAから直接販売される「GeForce RTX 2060」ファウンダーエディションには「VirtualLink」用の接続ポートの実装が確認されています。
上位モデルのビデオカードにはポートが存在
UploadVRによると、上位モデルのGeForce RTX 2080 Ti、GeForce RTX 2080、GeForce RTX 2070については、ビデオカードベンダー製、NVIDIA製を問わず全ての製品で「VirtualLink」用のUSBポートの実装が確認されているとのことです。
（参考）UploadVR
