東邦ガス株式会社および株式会社アルファコードは、子どもが火の正しい取り扱い方を学べる教育コンテンツ「火の学び VR」を開発しました。子どもがVR体験を通して学習し、実際のガス火を使った調理を家庭で実践できるようになることを目的としています。
「火の学び VR」はVR内で与えられた指示に対し、コントローラーによる操作だけでなく、実際のコンロや調理器具を操作します。体を動かしながら調理工程を学ぶことができるなど、従来の映像学習ではできなかったインタラクティブ性が取り入られています。
2018年8月に東邦ガスと金城学院大学が行った実証実験では、本VR教材を体験したグループは、そうでないグループに比べて火の取り扱い方に関する知識・スキルの定着において、統計的に有意に高い結果が得られているとのことです。
(スコアシートの一例。全6ステップの評価がコメントと共に記載される)
また、体験中に推奨する調理方法から逸脱しすぎるとゲームオーバーになるゲーム性や、調理終了時に表示される判定結果なども搭載されているなど、子どもたちが楽しみながら主体的に学習できる環境を目指しているとのことです。