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トレーニング・研修 2020.12.01

日体大ら、救急救命士向けVRトレーニング教材の共同開発を開始

VR開発会社の株式会社ジョリーグッドと日本体育大学は、救急救命士向けVR教材の共同開発を開始しました。このVR教材を活用し、日本体育大学の救急医療学科の全学生320名を対象に効果検証を開始します。

今回開発されるVR教材には、ジョリーグッドの医療教育プラットフォーム「オペクラウドVR」を活用。VR教材では実際の救急現場や救急車両内などをVRコンテンツ化。VRで現場の再現が難しい症例や救急救命士の手元を再現することで、現実に近い体験学習を目指します。本教材のプロジェクトリーダーは日本体育大学の小川理郎教授が務めます。

日本体育大学では90台のVRデバイス導入。VR教材を使用し、知識や技術など様々な角度から学習効果を得られるのかを検証します。日本体育大学は、「VRと対面実習を受講することで救急救命士国家試験合格に必要な知識や技術を修得できる新たなVR×対面実習カリキュラムの構築を目指す」としています。

なお、ジョリーグッドと日本体育大学は、今回の救急救命士への教育を皮切りに、スポーツ選手への教育などの運動学習分野での応用、海外への展開も視野に入れているとのことです。

教育分野でのVR活用が進む

VRは産業分野やエンターテインメント分野だけでなく、今回の取組のように教育分野でも活用が進んでいます。VR教材を活用することで学習効果や効率の向上やなどが期待されています。ジョリーグッドは医療向けVRトレーニングの導入事例を急激に増加させています。

(参考)株式会社ジョリーグッド プレスリリース


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