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活用事例 2020.10.13

ファミリーマート、店舗オペの研修にVR採用 1人につき約60時間の節約

株式会社ファミリーマートは、VRを活用した社員研修プログラムの実証実験を行い、1店舗オペレーションの習得に要する教育時間を1人あたり約60時間の削減したことを明らかにしました

VRを活用した研修は各分野で導入が進められており、外食業分野では株式会社松屋フーズ医療分野では株式会社ジョリーグッドなどが取り組んでいます。

今回、ファミリーマートが実証実験に使用したのは、InstaVR株式会社が提供するVRプラットフォーム「InstaVR」です。直営店に配属される新入社員を「VR社員研修プログラム利用グループ」と「対面教育方式の社員研修プログラム利用グループ」の2つに分けて実施。両グループの新入社員がすべての店舗オペレーションの習得するまでの時間を比較しました。

VR社員研修プログラムにより、1人での学習が可能になり、VR利用グループでは店長の新入社員への対面教育時間が減少。教える側・教わる側の教育時間はVR利用グループの新入社員1人あたり平均で約30時間削減され、合計で約60時間の削減に繋がりました。

960のVRコンテンツを開発、6つの言語にも対応

今回使用された「InstaVR」にファミリーマートは、960のVRコンテンツを開発。店舗オペレーションを網羅するVR社員研修プログラムとして構築されています。全コンテンツは日本語・英語・中国語・シンハラ語・ベトナム語・ネパール語の6つの言語に対応しています。また、VR社員研修プログラムの進捗状況はリアルタイムに把握できるとのことです。

ファミリーマートとInstaVR社は、実証実験の結果をもとに、「今後はVR社員研修プログラムのフランチャイズ加盟店での活用も視野に入れ、導入対象の直営店を拡大するとともに、研修プログラムのさらなる充実を図る」とコメントしています。

(参考)株式会社ファミリーマート プレスリリース


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