フェイスブックは、開発者向けカンファレンス「Facebook Connect」を2021年10月28日(現地時間)に開催します。2020年に続き、オンラインでの開催となる見通しです。
「Facebook Connect」は、フェイスブックが毎年開催しているVR/AR開発者向けカンファレンスです。かつては「Oculus Connect」という名称で知られており、VR/ARに関する各種研究成果の発表や新デバイスの発売告知が多数行われてきました。
なお、2021年8月19日(日本時間)時点では、2021年のFacebook Connectにおける発表内容等については明らかになっておらず、公式Webサイトに開催日時が掲出されたのみとなっています。
今までで「最も遅い開催」に。ホリデーシーズン向け製品に自信？
2021年のFacebook Connectの内容は全くの未知数ですが、いくつか推測を立てることは可能でしょう。米メディアRoad to VRは、これまでの開催されたOculus Connectの中で「最も(1年の日付の中で)遅いものである」ことを指摘。「リアルの会場スケジュールを考慮する必要がないのであれば、この日取りはなんらかの戦略的目標をもとに選んでいるのではないか。10月下旬に開催されるということは、ホリデーシーズンに向けて人々を興奮させる準備が整っているといえる」とコメントしています。
なお、フェイスブックは2020年のFacebook Connectにて、レイバンとコラボしたスマートグラスを2021年中に発売予定であることを明らかにしています。他方VRヘッドセットについては不明瞭な点も多く、VR/AR部門Facebook Reality LabsのVP、アンドリュー・ボズワース氏は「Oculus Quest Pro(のようなデバイス)は2021年中には実現しない」とコメントしていることから、ハードウェア製品においては、ARデバイスやスマートグラス等が話題の中心となる可能性が高いと予想されます。
（参考）フェイスブック、Road to VR
