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統計・データ 2021.07.30

「AR/VRデバイスを購入したい企業」フェイスブックよりもアップルが人気・米調査

アメリカのニュースレターメディアであるMorning Brew、ならびに世論調査を手がける企業Harris pollが行った、「どの企業のAR/VRデバイスを購入したいと考えているか」についての調査が発表されました。約2000人を対象とした本調査では、「AR/VRデバイスを購入する際、フェイスブックよりもアップルやグーグルなどの企業が良いと考えている」ことが明らかになりました。

2010人を対象に調査

今回行われた調査は「AR/VRデバイスを購入するとしたら、どの企業から購入したいですか?」という質問で、上位3社を選択する形式です。2021年6月、アメリカの成人2010人を対象に行われました。

今回の調査によると、消費者はフェイスブックよりもアップルのAR/VRデバイスを希望しており、35%がアップルを第一候補に挙げているのに対し、フェイスブックはわずか5%にとどまっています。アップル以外にも、グーグル、サムスン、アマゾン、マイクロソフトといった企業が、フェイスブックよりも多く挙げられています。

「フェイスブック」のイメージが裏目に出る可能性

2021年7月には、北米だけでも販売台数が約400万台に上ると推測された「Oculus Quest 2」とシリーズを開発するフェイスブック。ブランド名としては「Oculus」を維持していますが、昨年8月には、Oculusシリーズを使用する際にFacebookアカウントが必要になりました。また同月、フェイスブックはOculusシリーズの開発者向けイベントの名称を「Oculus Connect」から「Facebook Connect」に変更し、AR/VR関連チーム全体の名称を「Facebook Reality Labs」に統一しました。

こうした動きについてMorning Brewは「Oculusシリーズをフェイスブックファミリーの一員として消費者に見てもらいたいという思いを込めた動き」とした上で、「Oculusシリーズを明確にフェイスブックの傘下に置くことは、裏目に出る可能性がある」と報じています。

AR/VRデバイスが噂されるアップル

今回の調査で最も人気のあった企業であるアップル。公式の発表はありませんが、VRヘッドセットやARグラスの開発を行っていることが以前から噂されています。CEOであるTim Cook氏も、同社の将来にとってARが「非常に重要」であるとの見解を語っています。

(参考)Morning Brew


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