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開発 2021.07.13

DMM、アバター連携サービス「DMM VR Connect」の開発者ツールをオープンソース化

合同会社DMM.com(以下、DMM)のVR専門チーム「DMM VR lab」は2021年7月6日、「DMM VR Connect SDK」をオープンソース化しました。同社の発表では今回のOSS化の狙いについて、「ユーザーが簡単に様々なVRプラットフォームやゲームなどの3Dアプリで自己表現しバーチャル空間でのアイデンティティを守るための手助け」としています。

DMM VR Connect SDKとは?

DMM VR Connect SDK(通称、DVR SDK)は、 DMMが提供する3Dアバター連携サービス「DMM VR Connect」を3rdパーティアプリに組み込むための開発者向けSDK(ソフトウェア開発キット)です。DMM VR Connectは2020年11月にリリースされた、対応するアプリで自分のアバターを使用できるようにする3Dアバタ―管理サービスです。

DMM VR Connect紹介動画

DVR SDKはUnity Packageとして、アプリ内でのアバター読み出しやキャリブレーション、配信機能まで利用できます。UnityからYouTubeやTwitchに配信が可能になるプラグイン「DVR Streaming」も組み込まれており、Oculus QuestとWindowsの両方に対応しています。そのため、VRヘッドセットOculus Questシリーズ単体でYouTubeやTwitchへ配信することも可能です。

DVR SDKは、同様にDMMが提供している、好きなアバターの姿でボイスチャットができるVRコミュニケーションアプリ「ConnectChat」にも組み込まれています。そういったコミュニティでも使用例が増えていることなどが、今回のOSS化の背景であるとのことです。

DVR SDK OSS化の詳細

  • 提供開始時期:2021年7月6日
  • 価格:無料
  • ライセンス:MITライセンス
  • 機能:DMM VR Connectと連携し自分や他者のアバター読み込み、VR機器でのキャリブレーション、VRMの指や表情等の制御、SteamVRやOculus等VR機器の制御、配信の為の第三者視点カメラやカメラワーク、RTMPで映像配信
  • 推奨環境:Unity 2019.4.26f1
  • 公式サイト:https://devs.connect.vrlab.dmm.com/

(参考)ニュースリリース


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