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業界動向 2022.07.08

日本のメタバースプラットフォーム「cluster」が100万DL突破、アバター販売イベントやワールドクラフト機能が人気

2022年7月7日、日本のクラスター株式会社の運営するメタバースプラットフォーム「cluster」が、100万ダウンロードを突破しました。併せて「cluster」に関する数値指標が複数明らかにされ、アバター展示即売会の参加者や販売総数、ユーザーが制作したバーチャル空間「ワールド」の制作が活発化していることがうかがえます。

アバター展示即売会の売上が過去最高を記録

メタバースプラットフォーム「cluster」は、VRヘッドセットやPC、スマートフォン等からアクセスでき、バーチャルイベント会場やユーザー同士の交流の場として活用されています。

クラスターが今回発表した資料によると、「cluster」内でアバターを販売するイベント(アバターマーケット)の参加人数は、2022年春時点で延べ83,627人。また第3回での販売アバター総数は7,762体となり、第1回(1,236体)の約6倍となりました。「cluster」における「バーチャル空間での購入」する文化は、急速に浸透しているようです。

「ワールドクラフト機能」で44,000ものオリジナルワールドが誕生

2022年2月に開始した「ワールドクラフト機能」も人気を博しているようです。本機能ではプログラミング知識がなくてもワールドが作成でき、リリースから5ヶ月で34,000ものワールドが誕生しています。

ゲームエンジン「Unity」などを使用したワールドも10,000を超え、合計で44,000以上のユーザーオリジナルのワールドが生まれています。

また、ユーザーがワールドクラフト機能を使い、オリジナルのワールド制作に使った時間は6万時間を超えました。7月5日時点では、ユーザーのワールドクラフト利用時間は累計63584.78時間。クラスターは今後、UGC(ユーザー作成コンテンツ)機能の実装により、この時間のさらなる増加を見込んでいます。

ヘビーユーザーの平均滞在時間は1日4時間

「cluster」に1週間のうち6~7日間に渡ってログインする「スーパーロイヤルユーザー」の平均滞在時間は、1日4時間を突破しました。クラスターは「帰宅してからの家に居るときの余暇時間などに、ごく自然にclusterを立ち上げ、ワールドを回遊したりフレンドとコミュニケーションをとったり。『バーチャル空間で過ごす』が日常に組み込まれているユーザーが日々増えてきていっます」とコメントしています。

(参考)プレスリリース


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