2018年12月に破産を宣言したAR関連スタートアップBlipparが、同社のARアプリ制作プラットフォーム 「Blippbuilder」のアップデートを予告しました。今回の発表にはBlipparの創業者Ambarish Mitra氏のコメントが掲載されており、同氏が現在も引き続きBlipparを率いているものと推測されます。
なお、Blipparの資産は2019年1月に実施されたオークションを経て、投資ファンドCandy Venturesが落札・保有しています。
アップデートは2019年7月を予定
「Blippbuilder」は2016年にリリースされたアプリです。コンパクトな無料ARアプリから商用の本格的なものまで、希望に沿ったアプリを手軽に制作できるシステムを特徴としていました。
今回発表されたアップデートによって「Blippbuilder」には、WebARへの対応によるWebリンクやQRコードのスキャン機能が実装されます。WebARとは、ウェブブラウザ上でARが動作するようにするJavascriptのAPIです。Blipparによるとアップデートは2019年7月の配信を予定しているとのこと。
今回のアップデートについて、創業者のAmbarish Mitra氏は以下のようにコメントしています。
私はBlipparのチームがAR開発を継続し、顧客の皆様にシームレスでより良い体験の出来るツールや製品をお届けできることを嬉しく思っています。
我々は2018年12月以来、クライアントやパートナー、投資家の皆さまからとても手厚い支援を受けてきました。我々は弊社のチームを筆頭に、Blipparの歩みをここまで支えてくださった皆様に多大なる感謝を申し上げます。
Blipparに関する記事は、以下のリンクから読むことができます。
(参考)Blippar Blog, Next Reality