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テック 2023.01.11

ASUS、裸眼立体視が可能な新技術を発表 ゲーミングPCのディスプレイに搭載

ASUSは、ノートPC向けの裸眼立体視技術「Spatial Vision」を発表しました。VRヘッドセット等のデバイスを使わず、ディスプレイ上で3DCGを立体的に見ることが可能になります。

CES2023にて新技術を発表

ASUSは1月5日、米ラスベガスで開催された「CES 2023」にて、ゲーミングノートPC「ROG」シリーズの新モデルを展示しました。これに併せ、新技術「Spatial Vision」を発表。「Spatial Vision」を使うと、スマートグラスやヘッドセット等のデバイスを使わずに、画面上に飛び出るように表示される3Dコンテンツを見たり操作したりできます。この新技術はASUSと、同社パートナーであるDIMENCOが共同で開発したとのこと。

ASUSは本発表に際し、「ASUSの裸眼立体視有機ELディスプレイ技術は、ASUS Spatial Vision Hubの専用アプリと統合され、ユーザーは3Dビデオや映画の鑑賞、3Dゲームのプレイ、3Dモデルの視覚化やコンテンツ制作を楽しむことができます。また『Spatial Vision』は、パートナーであるDIMENCOが構築した開発ツールをサポート資料やガイドラインとともに提供します。ジェスチャーコントロール、インタラクティブな学習などを網羅することで、開発者に無限の可能性を与え、3D技術を中心としたビジョンのエコシステムを構築します」とコメントしています。

裸眼立体視技術はXR浸透の鍵に

共同開発を行ったDIMENCOは、自社の技術を「Simulated Reality」と呼称。「レンチキュラーライトフィールド・コンピュータービジョン、統合センサー、画像処理アルゴリズムを組み合わせた新しい形の空間コンピューティングである」と紹介しています。

今後、裸眼での立体視技術はXR業界における要素技術となると考えられています。Googleも裸眼立体視が可能な「ライトフィールドディスプレイ」を使ったプロジェクトを進行中です。

(参考)ASUSDIMENCO


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