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活用事例 2024.04.01

Appleの「Vision Pro」を外科手術に活用。英病院と米ソフトウェア企業が協力

空間コンピューティングソフトウェア企業のeXeXは、イギリスのクロムウェル病院において、Appleの空間コンピュータ/MRヘッドセット「Vision Pro」を外科手術に使用しました。


(Appleの空間コンピュータ/MRヘッドセット「Vision Pro」を外科手術で使用している様子。 写真: eXeX)

「Vision Pro」を外科手術で使用

eXeXは米国フロリダ州で2022年に創業。テクノロジーを用いて外科手術の効率向上を図っており、同社の技術プラットフォームは、英米両国で1,500件以上の手術事例に採用されています。なお、eXeXとクロムウェル病院は2023年に提携し、医療へのAIや空間コンピューティング技術の導入を進めています。

今回、クロムウェル病院は「Vision Pro」を外科脊椎手術の際に使用し、無菌室内から手術のガイドや医療機器のセットアップ、人員配置の最適化をハンズフリー・タッチフリー(非接触)で行いました。


(eXeXは、2024年2月にも「Vision Pro」を使った低侵襲脊椎手術の事例を報告した。画像: eXeX)

外科医のSyed Aftab氏は、「eXeX と協力して Apple『 Vision Pro 』を使用することで、患者ケアは大きく変化しました。このソフトウェアはシームレスに使用でき、チーム内の効率が向上しました。イギリスやヨーロッパで、このソフトウェアを手術内で使用する最初のチームになれたことは大きな名誉です。この技術がどのように発展するのか、イギリスの病院全体にどのような影響を与えるか、楽しみです」とコメントしています。

(参考)eXeX [1], [2]


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