Home » Appleが「Vision Pro」開発者向けラボを追加で開設、ニューヨークとシドニーでも


開発 2023.10.18

Appleが「Vision Pro」開発者向けラボを追加で開設、ニューヨークとシドニーでも

Appleは、空間コンピュータ「Vision Pro」の開発者向けラボ「Apple Vision Proデベロッパラボ」の追加開設を発表しました。アメリカのニューヨーク市、オーストラリアのシドニーに設置されます。アメリカ国内では、Apple本社のあるカリフォルニア州クパティーノに加え、東海岸エリアでも拠点が開設されることになります。


(出所:Apple)

「Vision Pro」はAppleが6月5日に発表した空間コンピュータです。価格は3,499ドル(約52万円、2023/10/18時点)。米国では2024年初旬に発売予定、同年内には“さらに多くの地域”で販売を開始する見込みです。

アメリカ東海岸にも「ラボ」設置

Appleは10月17日、開発者向けページの「ニュースとアップデート」へ、次のように投稿しました。

世界各地のデベロッパの皆さんにApple Vision Proのラボに期待と関心をお寄せいただき、大変嬉しく存じます。このたび、ニューヨーク市とシドニーでも新規ラボが開催されることとなりました。ラボにご参加いただくと、デバイス上で直接アプリをテストすることができます。また、Appleのエキスパートが、このエキサイティングな新プラットフォームでvisionOS/iPadOS/iOSアプリを次のレベルに進化させるお手伝いをします。ラボは、クパティーノ、ロンドン、ミュンヘン、上海、シンガポール、東京でも開催されます。

Appleは、新たにアメリカ東海岸のニューヨーク市と、オーストラリアの主要都市シドニーでもラボを開設することで、開発者・デザイナーが「Apple Vision Pro」に触れる機会を増やすほか、既存アプリの改修・visionOS向け移植に取り組む開発者の増加を意図しているものと思われます。

開発者やデザイナーが「Vision Pro」に触れるチャンス、東京でも

Appleは2023年7月、東京を含む6都市で「デベロッパラボ」の開設を発表しています。デベロッパラボでは、Appleのスタッフからサポートを受けながら、visionOSやiPadOS、iOS向けアプリを「Vision Pro」実機で動作させることができます。

なお、デベロッパラボへの参加申し込みには、「Apple Developer ProgramまたはApple Developer Enterprise Programのメンバーであること」「18歳以上であること」に加え、「現在開発中の新しいvisionOSアプリ、または既存のiPadOS/iOSアプリが必要」となっています。

(参考)Apple


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード